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Artist Introduction Vol.5: Nobuhiro Shimura
アーティスト紹介 Vol.5 志村信裕×真珠ビルのケミストリー
<昔日の面影を宿すビルを彩る、万華鏡>
-かつては真珠で栄えた白浜駅前の面影を、今に伝えるビル。遊技場、飲食店、土産物屋から成る元祖コンプレックスを彩る映像の万華鏡-
志村信裕は、日用品などに映像を映し出す独自のインスタレーションによって、心の奥底に潜むノスタルジックな感情を呼び覚まします。また、早くから美術館のようなホワイト・キューブから脱し、屋外で数多くの作品を投影してきました。本作は色とりどりのボタンが、タイトルの示す通り輝きながら頭上に落下してくることで、見慣れた風景を特別な場所へと一変させます。
<志村信裕について>
1982年東京都生まれ。2007年武蔵野美術大学大学院映像コース修了。秋吉台国際芸術村でのレジデンスをきっかけに2013年から2015年まで山口市を拠点にする。2016年から2018年まで文化庁新進芸術家海外研修制度により、フランス国立東洋言語文化大学 (INALCO) の客員研究員としてパリに滞在。身近な日用品や風景を題材にした映像インスタレーション作品から、近年では各地でのフィールドワークを元に、ドキュメンタリーの手法を取り入れた映像作品を制作。ローカルな視点から、可視化され難い社会問題や歴史に焦点をあてるプロジェクトを手がける。現在、千葉県を拠点に活動。
展示会場
真珠ビル(白浜)
真珠ビルは、JR白浜駅前に残る商業施設です。かつては新婚旅行や観光客、地域の人々で賑わい、白浜で採取された特産の真珠製品が人気を博していました。当時の面影を僅かに残すビルは、近い将来、新世代のオーナーによって新しく生まれ変わる予定です。往年の賑わいを蘇えらせることが期待されています。
営業時間:10:00-20:00
入場料:なし
定休日:なし
〒649-2201 和歌山県西牟婁郡白浜町堅田1385
関連イベント
フェスタ・ルーチェ×紀南AWコラボレーション企画 !
フェスタ・ルーチェと紀南アートウィークの思いが一致し、お互いに和歌山を盛り上げる。「光」×「アート」のコラボレーション。紀南AW出展アーティストの志村信裕の作品「Jellyfish/海月」をフェスタ・ルーチェにて11月3日〜11月28日まで特別公開しております。