イベント

KAWAKYU ART Exhibition 2025 Spring 「他者の気配」-Neighbor’s Presence-
2025年4月1日(火)~5月11日(日)
川久ミュージアム
〒649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町3745
川久ミュージアムでは、2025年4月1日(火)から5月11日(日)まで、『「他者の気配」-Neighbor’s Presence-』展 を開催致します。同展は、紀南アートウィークが、ディレクション / キュレーションを担当します。
本展では、アーティスト 渡邊 慎二郎が紀南滞在を通して作品を制作しました。
渡邊は植物をはじめとする自然に自身を投影し、根をはり、佇むことであらわになる土の湿りや葉の揺らぎ、自然が奏でる小さな囁きと対話を重ねます。和歌山が誇る博学者 南方熊楠の記念館がある番所山や、大洋の波が押し寄せる海岸線、稀少動植物が息を潜む岩壁群など、川久ミュージアム周辺の多様な環境に実際に足を踏み入れた渡邊に、熊野の自然は何を語るのでしょうか?
渡邊の作品に身をゆだねることは、普段は意識されることのない隣人(自然)の気配に触れ、鑑賞する我々人間の中にもある自然の声を聴く体験となるでしょう。
【紀南滞在風景】






Photo by Manabu Shimoda
【展示概要】

川久ミュージアム外観:Photo by Manabu Shimoda
場 所:川久ミュージアム
※詳細は、川久ミュージアム特設ページよりご確認下さい。
会 期:2025年4月1日(火)から5月11日(日)
料 金:参加無料
※川久ミュージアム入場料¥1,000 が別途必要
※白浜町民と障がい者手帳をお持ちの方は川久ミュージアム入場無料
主 催:川久ミュージアム
ディレクション / キュレーション:紀南アートウィーク実行委員会
協 力:南方熊楠記念館、アウラ現代藝術振興財団、Artport株式会社
【アーティスト】
渡邊 慎二郎(WATANABE Shinjiro)
1995年愛知県生まれ。現在東京藝術大学大学院博士課程に在籍。
空間や場所に浸る事で立ち現れる景色や事象との対話を通して作品を制作している。
私たち人間の身体は動物性と植物性の両側面で成り立っている、という考え方から、作品を通して人間の中にある植物性を引き出し、普遍的な生き物としての精神性を獲得することを目的としている。
主な展覧会に「Dyadic Stem」(The5thFloor、2020)、「2020||: Wardian case :||」(BLOCK HOUSE、2020)、「Standing Ovation / 四肢の向かう先」(ACAO SPA & RESORT、2021)「Reborn-Art Festival」(プレナミヤギ、2022)がある。
▼過去の展示風景
《靡く植物》2021
Photo by Naoki Takehisa
《夜光1》2022
Photo by Shigeta Kobayashi