KINAN ART WEEK

  • 紀南アート・レジデンス vol.1 開催

    紀南アート・レジデンス vol.1 開催

    第一回 紀南アートレジデンスを開催します。国内外からアーティストを招聘し、紀南地域に滞在してもらう中で、地域の様々な文化や歴史などについてのリサーチを行い、そこから触発された作品制作等を行ってもらうプログラム。今後毎年1名-2名程度のアーティストの募集を行う予定です。 今回トゥアン・マミには「移民」と「柑橘」の関係についてリサーチを依頼し、今後継続的に調査を行う予定となっています。 <招待アーティスト> トゥアン・マミ. Tuan Mami(ベトナム) トゥアン・マミは、サイ

  • 感覚をテーマにした「みかんかく」を10/14〜10/22 、紀南エリアで開催!

    感覚をテーマにした「みかんかく」を10/14〜10/22 、紀南エリアで開催!

    2023年の紀南アートウィーク『みかんかく』では、人間と生き物がもつ感覚にフォーカスして活動を行います。昨年同様に「みかんコレクティヴ」が準備を進めてきました。 人間が得る情報の9割は視覚情報に頼っているといわれており、アートは視覚表現が多いと考えられています。今回は作品を鑑賞する「展覧会」としてではなく、嗅覚や味覚、触覚、または時間感覚に訴えるワークショップなどを中心として開催します。それぞれの感覚を再発見することで、普段見えている世界をより幅拡く感じていただきたいと思って

  • アナルコ・アニミズム -まつろわぬ生命-

    アナルコ・アニミズム -まつろわぬ生命-

    この度、紀南アートウィーク実行委員会は、和歌山県南紀白浜駅前の真珠ビル/ノンクロンにおいて、「アナルコ・アニミズム」展を開催します。アジアのアーティストやキュレーターらの専門家ネットワーク、プロダクション・ゾミアのキュレーションによる本展は、「アウラ現代藝術振興財団」のコレクションから、自然と人間の関係性をめぐって作品制作を続ける東南アジア出身の5組のアーティストを紹介します。この展覧会は、宮城県石巻市で開催されたリボーンアート・フェスティバル2021-2022のために企画さ

  • <期間限定公開> 特別トークセッション「アピチャッポンと熊野 -アニミズムの世界へ-」

    <期間限定公開> 特別トークセッション「アピチャッポンと熊野 -アニミズムの世界へ-」

    タイトル:「アピチャッポンと熊野 -アニミズムの世界へ-」日時: 2022年8月5日(金)19:30〜20:30会場:オンライン参加費:無料ゲストスピーカー:石倉敏明(神話学者・芸術人類学者秋田公立美術大学准教授) 林澄蓮(アーティスト「田並劇場」企画・運営)聞き手:林憲昭(アーティスト「田並劇場」企画・運営) 藪本 雄登(「紀南アートウィーク」実行委員)【ゲストスピーカー石倉敏明さ

  • <期間限定公開> 特別トークセッション「アピチャッポン その魅力」

    <期間限定公開> 特別トークセッション「アピチャッポン その魅力」

    アナルコ・アニミズム展の関連記事として2022年6月5日(日)に開催した有料特別トークセッション『アピチャッポンその魅力』のテキスト& 動画アーカイブを会期中のみ期間限定で公開いたします。(2023年6月10日〜8月31日)タイトル:「アピチャッポンその魅力」日時: 2022年6月5日(日)『ブンミおじさんの森』上映会 13:00〜 講演会・座談会① 16:00~会場:田並劇場(和歌山県串本町)ゲストスピーカー:中村紀彦(映像・映画理論研究者)武井みゆき(配給会社ムヴィオラ代

  • 共同体、共異体、みかんコレクティヴ(後編)-光州ビエンナーレを巡って-

    共同体、共異体、みかんコレクティヴ(後編)-光州ビエンナーレを巡って-

    紀南アートウィーク 藪本 雄登5移ろいゆく「主権」本稿で取り上げる光州ビエンナーのテーマは「移りゆく主権(Transient Sovereignty)」である。前編、中編で述べてきた通り、20世紀の「戦争と革命」、大戦後における「他者」や「共同体」の思想を踏まえて、「主体」や「主権」を解体しながら、しかし解体し過ぎずに、この<あいだ>を包摂する共同体を顕現させてゆくこと。これは、まさに「みかんコレクティヴ」が探し求めている「果実」だ。「移りゆく主権」のステートメントによれば、

  • 共同体、共異体、みかんコレクティヴ(中編)-光州ビエンナーレを巡って- 

    共同体、共異体、みかんコレクティヴ(中編)-光州ビエンナーレを巡って- 

    紀南アートウィーク 藪本 雄登4先住民族の思想と共異体前編の「他者とは誰か」を踏まえて、メイン会場の3つ目のテーマである「祖先の声(Ancestral Voices)」について述べたい。そのステートメントを要約すると、光州の歴史的アイデンティティを継承し、世界各地の先住民の声に耳を傾け、地域の伝統を再解釈し、ローカリティに根ざした共同体的な実践を紹介する。そして、西洋的な近代性に対峙し、オルタナティブな「知」の想像力を喚起する、ということだ。(1)アイヌ/祖先=わたし?このテ