コラム みかんマンダラ展

  • 唐澤太輔氏による特別トーク‐『太陽の塔』上映会を終えて‐テキストアーカイブ

    唐澤太輔氏による特別トーク‐『太陽の塔』上映会を終えて‐テキストアーカイブ

    ふたかわ超学校×紀南アートウィークによる共同開催イベント2022年10月14日(金) 、みかんマンダラ展会期中に開催した特別トークショー「太陽の塔 上映会を終えて‐」のテキストアーカイブです。日時2022年10月14日(金)会場tanabe en+(タナベエンプラス)〒646-0031 和歌山県田辺市湊41-1定員25名イベント詳細:https://kinan-art.jp/info/9660/ゲストスピーカー唐澤太輔秋田公立美術大学美術学部アーツ&ルーツ専攻ならびに

  • KINAN ART WEEK 2022「みかんマンダラ」 を振り返る

    KINAN ART WEEK 2022「みかんマンダラ」 を振り返る

    植物や微生物たちと人類のむすびつきを探る展覧会からアートプロジェクトへ私たちは和歌山県紀南地方の地域資源である柑橘をテーマとしたアートプロジェクト「みかんコレクティヴ」を実施しています。これは、蜜柑について考え、協働する機会を、農家、アーティスト、デザイナー、キュレーター、研究者たちとつくる活動です。その活動が母体となり、2022年は10月6日(木)〜10月16日(日)の11日間にわたり、和歌山県田辺市内の複数箇所で「みかんマンダラ」展の作品展示及び関連イベントが開催されまし

  • 「コモンズ農園」の歴史的文脈を語る(後編)

    「コモンズ農園」の歴史的文脈を語る(後編)

    前編はこちら>>住友:「アルテ・アビタビーレ」の話で思い出されるのは、廣瀬さんが「コモンズ農園」と同じように土地と関わるプロジェクトを、じつは1996年に札幌で《生きられた土地》というタイトルで実施していたことです。これはバブル景気がはじけた後、空き地となって放置されていた土地に簡易な舞台を設置し、パフォーマンスやワークショップをおこなうものでした。カフェもあり、話し合いの場も持たれたようですし、テントが並び、そこで寝泊まりもできました。また、同時に開催されたギャラリーの展示

  • 「コモンズ農園」の歴史的文脈を語る(前編)

    「コモンズ農園」の歴史的文脈を語る(前編)

    住友:このコラムでは、今回の紀南アートウィーク2022において廣瀬智央さんが試みたことを、メールによる往復書簡という形式で美術の歴史を参照しながら振り返ってみたいと思います。全体タイトルが「みかんマンダラ」という名称で、アジアの9組のアーティストが「実り / 果実を巡る旅」、「菌と共生 / 菌根ネットワーク」、「土と根 / 見えない根を探る」という三つのテーマを持つ会場で展示を行いました。そのほとんどがアジアで活動するアーティストでしたが、廣瀬智央さんだけミラノに住む日本人作

  • 特別トークセッション「土と根の記憶 カンボジアと紀南/熊野から」テキストアーカイブ

    特別トークセッション「土と根の記憶 カンボジアと紀南/熊野から」テキストアーカイブ

    2022年10月7日(金)、みかんマンダラ展の関連イベントとして開催した特別トークセッション『土と根の記憶 カンボジアと紀南/熊野から』を文字起こしをした テキストアーカイブです。日時:2022年10月7日(金)18:00~会場:愛和荘参加費:無料ゲスト:クヴァイ・サムナン氏(カンボジアの現代アーティスト)、石倉 敏明氏(秋田公立美術大学美術学部 准教授)モデレーター:藪本 雄登(紀南アートウィーク 実行委員長/総合プロデューサー)通訳:森山 歩美ゲストスピーカークヴァイ・サ

  • Vol.5 『みかん神話 紀南の神を知ろう』トークショー ・テキストアーカイブ(後編)

    Vol.5 『みかん神話 紀南の神を知ろう』トークショー ・テキストアーカイブ(後編)

    2022年10月22日(土) 、みかんマンダラ展会期中に開催したトークショー「みかんダイアローグ vol.5」のテキストアーカイブの後編です。前編はコチラ>>目次2.【パネルディスカッション】紀南の神さまの発見1)原さんと坂本さんの紹介2)みかんと神様3)熊野と高千穂の神4)目には見えない「根」が大切5)熊野の信仰3.【質疑応答】4.【さいごに】2.【パネルディスカッション】紀南の神さまの発見撮影:丸山由起藪本:貴重なお話、本当にありがとうございます。山本先生からはさまざまな

  • Vol.5 『みかん神話 紀南の神を知ろう』トークショー ・テキストアーカイブ(前編)

    Vol.5 『みかん神話 紀南の神を知ろう』トークショー ・テキストアーカイブ(前編)

    2022年10月22日(土) 、みかんマンダラ展会期中に開催したトークショー「みかんダイアローグ vol.5」の動画&テキストアーカイブの前編です。https://www.youtube.com/watch?v=GhlpU10rDfI<開催日時>日時: 2022年10月9日(日)15:00〜17:00会場:Tanabe En+ 2階セミナールーム(オンライン配信)参加費:無料定員:25名ゲストスピーカー:山本哲士 氏(文化科学高等研究院ジェネラル・ディレク

  • ポスト成長期への準備のための「みかんマンダラ」展

    ポスト成長期への準備のための「みかんマンダラ」展

    太田和彦(1)ポスト成長期に、「みかん」を食べることを考える方法について国連は、2022年11月半ばに世界人口が80億人を突破したと報告しました。2080年代に約100億人前後に達することが見込まれています。しかし、人口増加率は緩やかになっており、この100億人前後をピークとして世界人口の減少が予測されています[United Nation 2022]1。今日、1950年代以降の、「大加速」(great acceleration)[Steffen et al. 2015] 2。

  • 異次元の果実の輝き

    異次元の果実の輝き

    *単線的/単層的な時空間を超えるマンダラの思想をめぐって*唐澤太輔(秋田公立美術大学准教授)1、非時香菓我々日本人のよく知るみかんの祖先は、橘(Citrus tachibana、ヤマトタチバナ、ニッポンタチバナ)だと言われる。そして『日本書紀』で、その実は「非時香菓(ときじくのかくのみ)」と記されている。(垂仁天皇)九十年1)の春二月の庚子の朔に、天皇、田道間守に命せて常世国に遣し、非時香菓を求めしたまふ。〈香菓、 此をば箇倶能未と云ふ。〉今し橘と謂ふは是なり。(『日本書紀』

  • 紀南「柑橘」を主体にした「みかんマンダラ展」を10/6〜10/16、和歌山県田辺市にて開催!展示×イベント一覧発表!

    紀南「柑橘」を主体にした「みかんマンダラ展」を10/6〜10/16、和歌山県田辺市にて開催!展示×イベント一覧発表!

    デザイン©ColoGraphical紀南アートウィーク実行委員会では、和歌山県紀南地方の地域資源である柑橘をテーマとした本年度のアートプロジェクト「みかんコレクティヴ」を実施しており、2022年10月6日 (木)〜10月16日 (日)の11日間にわたり和歌山県田辺市複数箇所にて「みかんマンダラ展」の作品展示及び関連イベントを開催いたします。【開催概要】日程 : 2022年10月6日(木)~10月16日(日)11日間時間 : 各展示会場による会場 : 和歌山県紀南地域田辺市内各

  • 「みかん神話」VR 会場紹介

    「みかん神話」VR 会場紹介

    tanabe en+は、地域の魅力的なヒト、モノ、コトをゆるやかに混ぜ合わせながら、新たな発見や出会いの「縁 (en)」を結ぶ紀南の交流拠点。そのコミュニティー・ハブにて、今年6月に公開したβ版の進化版「みかん神話」を展示いたします。VRでしか表現できない「みかんと神話」「根と果実の世界を反転」のアート空間(ワールド)を実際にヘッドセットを着用しご体験いただけます。また、展覧会期中の10月9日(日)には空間内でのVR音楽ライブも実施予定。*会期中、「みかんマンダラ」展のインフ

  • 「土と根 / 見えない根を探る」会場紹介

    「土と根 / 見えない根を探る」会場紹介

    かつて田内栄一が1957年に市の文化発展のため田辺市古尾に建てた旅館「愛和荘」は、国内外の著名人が訪れるなど、地域の文化交流の拠点でした。現在はその屋号を引き継ぎ、上野山城跡の古民家を利用した旅館として運営されています。田辺市街と田辺湾を見渡せる場所から、地中にある根とその土を知覚することで、豊かさを生み出す土壌に注目します。 本会場では、廣瀬智央、ジェームズ・ジャック/南条嘉毅/吉野祥太郎によるBacilli(バシライ)、クワァイ・サムナンによる3作家の展示を行います。 廣