コラム

  • 「粘菌性」をテーマにした「いごくたまる、またいごく」展を9/20~9/29 和歌山県田辺市・白浜町にて開催!

    「粘菌性」をテーマにした「いごくたまる、またいごく」展を9/20~9/29 和歌山県田辺市・白浜町にて開催!

    紀南アートウィーク実行委員会では、2024年9月20日 (金)〜9月29日 (日)の10日間にわたり和歌山県田辺市・白浜町の複数箇所にて「いごくたまる、またいごく」展の作品展示および関連イベントを開催いたします。▶ 「粘菌性」を切り口に、国内外のアーティストが多数参加。地域のリサーチを元に制作される新作も登場。▶ 徒歩での周遊も可能なコンパクトな範囲で、複数の展示を展開する田辺市の『メイン展示』エリア▶ 紀南アートウィークのこれまでの

  • 紀南エリアで農地を探しています!

    紀南エリアで農地を探しています!

    紀南アートウィークは農地の利用と耕作放棄地(または遊休農地)の解消・活用を図るため、紀南エリアで耕作を行っていない農地の募集を行います。お借りした農地は、廣瀬智央のアートプロジェクト「コモンズ農園」の農拠点として柑橘類を主とした農作物の耕作を行います。収穫されたみかんや、その栽培プロセスをアートの視点から捉えなおし、様々な体験や交流を通して創造的な価値に触れることのできる「公園のような農園」を目指して、農家さんだけではなく一般の方にも親しんでもらえる場所になればと考えておりま

  • ワークショップ「扉を立てる」を振り返って

    ワークショップ「扉を立てる」を振り返って

    「見慣れた風景の向こう側を想うワークショップ」 ノンクロンで開催された『ここにある – 記憶と忘却、または表裏』展にて展示されていた、ミャンマーの作家マウン・デイの作品<疑いの象徴> ホーチミンの街中の様々な(時には政治的に象徴的な)場所を扉を持った人が歩き回る姿を通して、その場所が持っている / 想起される物語の裏側に想いを馳せるような、とても興味深い作品。 “観光地として象徴的な名所にあふれるここ白浜でも、マウン・デイのように、その光景に「疑い」を投げかけることは可能なの

  • 紀南アート・レジデンス vol.2 開催

    紀南アート・レジデンス vol.2 開催

    紀南アートウィークでは、2023年の紀南アート・レジデンス Vol.1に引き続き紀南アートレジデンス Vol.2を開催します。国内外からアーティストを招聘し、紀南地域に滞在してもらう中で、地域の様々な文化や歴史などについてのリサーチを行い、そこから触発された作品制作やアート・プロジェクト等を展開するプログラム。毎年1名−2名程度のアーティストの募集を行う予定です。本年度は、オランダ出身の現代アーティストのヘアート・ムル(Geert Mul)を招聘します。ヘアートは、オランダを

  • みかんの苗木の旅通信 vol.5 : 廣瀬智央

    みかんの苗木の旅通信 vol.5 : 廣瀬智央

    HIROSE Satoshi: A Journey of Citrus Sapling2022年10月にスタートした廣瀬智央氏のアートプロジェクト「コモンズ農園」の一環として発信している「みかんの苗木の旅」通信。こちらは、過去にご参加いただいた約30組の苗木の里親ボランティアの皆さまに向けて、廣瀬さんが不定期でお送りしているニュースレターです。HPでもシェアさせていただきますので、ぜひご一読ください!(Main Photo: Manabu Shimoda) みかんの苗木の旅通

  • 紀南アートウィーク2023「みかんかく」上映会振り返り  

    紀南アートウィーク2023「みかんかく」上映会振り返り  

    『日本語には、接触をあらわす動詞がふたつある。「さわる」と「ふれる」だ。「さわる」は一方的な接触である。壁にさわる。りんごにさわる。たいていは物に対する接触に使われ、そこにさわる側とさわられる側の感情的な交流はない。(中略)一方、「ふれる」は双方向的である。通常は人間に対する接触に使われ、相手の心の開き具合を推し量りながら、ふれる側はふれ方を微調整していく。』伊藤亜紗美学者(映画「手でふれてみる世界」パンフレットより)自分は、清瀬市という、東京でありながら、東京の人でもよく場

  • みかんの苗木の旅2024 フォトギャラリー

    みかんの苗木の旅2024 フォトギャラリー

    2024年3月に開催した苗木の旅(譲渡会)のアーカイヴ写真です。イタリア在住の美術家、廣瀬智央さんの長期アートプロジェクト「コモンズ農園」の一環として、今年もみかんの苗木の譲渡会を行いました。この「みかんの苗木の旅」と名付けられた苗木の譲渡会は、「コモンズ農園」の候補地(耕作放棄地 or 遊休農地)が見つかるまでの間、里親のみなさんにみかんの苗木を預けて育てていただきます。園地が見つかりましたら、その苗木を植樹します。自由に皆さんが出入りできる「公園のような農園」を実現できれ

  • 彩りみかん2024 フォトギャラリー

    彩りみかん2024 フォトギャラリー

    2024年3月に開催した彩りみかん(柑橘食べ比べ会)のアーカイヴ写真です。一年の中でも最も多くの品種が楽しめるこの時期に「柑橘の食べ比べ会」を行いました。ぜひご覧ください。日時:3月9日(土)18:00〜20:30場所:ipe wakayama(〒646-0051 和歌山県田辺市稲成町532)ゲスト:柑橘農家:原拓生さん、廣瀬智央さん彩りみかんhttps://kinan-art.jp/info/15715/当日の様子

  • みかんの苗木の旅通信 vol.4:廣瀬智央

    みかんの苗木の旅通信 vol.4:廣瀬智央

    HIROSE Satoshi: A Journey of Citrus Sapling2022年10月にスタートした廣瀬智央さんのアートプロジェクト「コモンズ農園」の一環で始まった「みかんの苗木の旅」。この「苗木の旅」と名付けられたアートプロジェクトは、「コモンズ農園」の候補地(耕作放棄地 or 遊休農地)が見つかるまでの間、里親のみなさんに苗木を預けて育てていただき、園地が見つかりましたら、その苗木を植樹する予定です。こちらのニュースレターは、廣瀬さんから過去にご参加いただ

  • 紀南アートウィーク2023 『みかんかく』展 実施報告

    紀南アートウィーク2023 『みかんかく』展 実施報告

    触れてみたくなる? 「みかんかく」のキーヴィジュアル@colographical「目」でみる「展覧会」を超え、触覚・味覚等の体験型のアートプロジェクトへ紀南アートウィーク 2023「みかんかく」展を振り返る私たちは「みかんマンダラ」展(2022年)に続き、和歌山県紀南地方の地域資源である柑橘をテーマとしたアートプロジェクト「みかんコレクティヴ」を展開しています。これは、柑橘について考え、協働する機会を、農家、アーティスト、デザイナー、キュレーター、研究者たちとつくる活動です。

  • ワークショップ『いちどためしてみてごらん / 歩きながら識る、交流する』 レポート

    ワークショップ『いちどためしてみてごらん / 歩きながら識る、交流する』 レポート

    私たちは同じものを見ているようで、それぞれ見ているものは違う。感じ方も違う。個人の記憶や経験がさまざまに作用し、同じ出来事を別のものとして捉えていることがある。ふと人々が分かり合えない孤独を抱えているような気持ちにもなるが、そんなことはなくて、だからこそ世界は人の数だけ豊かであるとも言える。のっけからまどろっこしいことを書いて恐縮だが、これは紀南アートウィーク2023で行われた廣瀬智央のワークショップを記録映像で振り返ったときに頭によぎった感想だ。木造の旧小学校の元家庭科室に

  • ワークショップ「インドのスパイス、ベトナムのハーブ、和歌山のみかんでチャイをつくろう!」を振り返って

    ワークショップ「インドのスパイス、ベトナムのハーブ、和歌山のみかんでチャイをつくろう!」を振り返って

    企画・インストラクター:ラワンチャイクン 茉莉 (大阪大学文学部4年)昨年夏より、インドのスパイスと日本各地の茶葉・素材を掛け合わせたチャイ製品と、その製造過程、生産者へのインタビュー、さらに土地の歴史や風土などをおさめた映像作品を制作するアート・ビジネス複合型プロジェクトを始動させました。それは、私のルーツである日本とインドそれぞれに眼差しを向ける初の個人的な試みであり、また同時に、芸術文化を通して両国の橋渡し的な存在になるという壮大な夢を実現させていく手段でもあります。現