コラム

    刊行のお知らせ:RECIPE TO SURVIVE – サバイブするための思考のレシピ

    紀南アートウィークが、2022年から2024年にかけて開催した展覧会を再構築し、新たなテーマのもとに編集した書籍を刊行しました。

    本書で取り上げるのは、みかん、アナキズムとアニミズム、記憶と忘却、そして粘菌。
    多様なテーマから新たな文脈を掘り起こし、アート作品の展示やワークショップを通じて積み重ねてきた実験と実践の軌跡をまとめています。

    ここで再定義する「サバイバル」とは、単に競争社会で勝ち抜くことではありません。
    競争を横目に、否定せず、対立を避けながら、オルタナティヴな社会を編み、予測不能な状況そのものを楽しむ生き方を指します。

    アートを通した実践は、合理主義に縛られた私たちに「消えること」「形を変えること」を受け入れる感性を取り戻させます。
    それはまるで、粘菌が姿を変える瞬間のように――変化を想像し、創造することこそが、私たちの考えるサバイバルの知恵の源泉なのです。

    ▼書誌情報

    著者・監修:紀南アートウィーク、藪本雄登、下田学

    編集:ヘメンディンガー綾

    英字校正:Chan Yi Qian

    写真:下田学、丸山由起、山本賢

    デザイン:Neki inc.

    印刷・製本:有限会社 修美社

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    ※なお、お問い合わせ・ご要望は、紀南アートウィーク(info@kinan-art.jp)にお気軽にお問い合わせください。