イベント

ふたかわ超学校 キノクマ座 x 紀南アートウィーク

映画上映会 『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』&『手でふれてみる世界』

10月14 日(土)〜15日(日)

ノンクロン

〒649-2201 和歌山県西牟婁郡白浜町堅田1385-1

定員20名 / 回

参加費1,000〜1,600円

申込

Peatixよりお申し込み下さい

目の見えない人はどうやってアートを鑑賞しているのか。 日本とイタリアから、それぞれ視覚障害のある方がアートにふれる姿を描いた映画2本の上映会を開催します。

①『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』
2022年製作/107分/日本
配給:アルプスピクチャーズ
監督:三好大輔 川内有緒

恋人とのデートがきっかけで初めて美術館を訪れた全盲の白鳥建二さん。その日、作品を前に語られる言葉を聞きながら「全盲でもアートを見ることはできるのかもしれない」と思うようになった。そして自らあちこちの美術館の門を叩いた白鳥さんは、いつの間にか「自由な会話を使ったアート鑑賞」という独自の鑑賞法を編み出した。それは、期せずして、目の見えるひとにとっても驚きと戸惑い、そして喜びを伴う体験であった。

本作は、そんな「全盲の美術鑑賞者」の20年を振り返り、その友人たち、美術館で働く人々、新たに白鳥さんと出会った人々を追い、彼らが紡ぎ出す豊かな会話を追ったドキュメンタリーである。(https://shiratoriart.jp/)

②『手でふれてみる世界』
2022年製作/60分/日本
配給:ポレポレタイムス社
監督:岡野晃子

イタリア・マルケ州アンコーナに暮らす、視覚に障害を持つアルド・グラッシーニと妻のダニエラ・ボッテゴニ。芸術を愛し、80カ国以上を旅して、それぞれの文化が生み出してきたもの、自然や生きものに手で触れながら世界と出会ってきた。しかしながら、どの国を訪れても、美術館で作品を鑑賞することだけは困難だった。美術作品を後世に残すため収集、保存、公開する美術館と呼ばれる場所では、ガラスケースや柵越しに作品を見ることに重きをおいた、「視覚優位」の活動が行われているからだ。ならば自分たちで、見える人も見えない人も、ともに美術作品に手で触れて鑑賞できる美術館をつくろうと、夫妻は自ら行動し、「オメロ触覚美術館」を創設する。1993年にマルケ州の支援によって開館したこの美術館は、1999年にはイタリア議会の承認を受け国立の美術館となり、子どもから大人まで、視覚に障害がある人もない人も訪れる、すべての人に開かれた美術館となった。そこで働く人、訪れる人、かかわる人々は、「美術館とは何か」を静かに語りかけてくる。

日本で長年に渡り美術館運営に携わってきた監督は、オメロ触覚美術館の存在、その活動に心動かされ、この世界の断片を多くの人に伝えたいという思いからカメラを手に取った。「手でふれてみる世界」をテーマに、触れることが困難なコロナ禍の下でイタリアへ通い、見えてきたものとは。(https://le-mani.com/)

日時:10/14(土)〜15(日)
鑑賞チケット
①目の見えない白鳥さん、アートを見にいく 

 予約チケット1,400円 / 当日チケット1,600円

②手でふれてみる世界 

 予約チケット1,000円 / 当日チケット1,200円

上映時間
 10:00~11:47 ①白鳥さん
 12:00~13:00 ②手でふれてみる世界
 13:30~15:17 ①白鳥さん
 15:30~16:30 ②手でふれてみる世界
 18:00~19:47 ①白鳥さん
 20:00~21:00(14日のみ)②手でふれてみる世界

お申し込み:https://kawfilmdays.peatix.com/

主催:紀南アートウィーク
共催:ふたかわ超学校 キノクマ座

Photo©ALPS PICTURES