イベント

紀南ケミストリー・セッション

10/21(木)オンライン開催『紀南ケミストリー・セッション vol.4』

2021年10月21日(木)19:00~20:30

オンライン(ZOOMウェビナー)

オンライン・トークセッション・シリーズ『紀南ケミストリー・セッションvol.4』の参加受付を開始いたしました!

2021年秋に開催予定の芸術祭「紀南アートウィーク 2021」に向け、様々なゲストを迎え、紀南の文化・歴史・風土について縦横無尽に語り合うオンライン・トークセッション・シリーズ『紀南ケミストリー・セッション』

第4回となる今回は『発酵がもたらす豊かな世界 – 食から考える“美”とは‐』と題し、「食」と文化、思想、芸術との関係を探索していくトークセッションを、オンライン配信(無料)にて開催します。

ゲストには、『分解の哲学』『ナチスのキッチン』などの著書もあり、「食」という日常を斬新な切り口で語られる農業思想史家の藤原辰史さんと、江戸時代から続く「堀河屋野村」十八代目当主、野村圭佑さんのお二人をお迎えします。

「発酵」という「自然」によって蔵の中で育まれる醤油とその醤油が日本文化に与えた影響、また「美味しいと思う」という事はどういうことなのか、「食」が思想、文化、芸術にどんな変化をもたらしてきたのか。

それぞれの領域で深く「発酵」と関わってこられたゲストの視点から、「発酵とは」「食と美の関係」を改めて捉えなおす注目のセッションです!

また、セッション終了後には、好評の知的交流の場『アフターサロン』も開催いたします。(*アフターサロンは別途有料)

ZOOMウェビナーによる参加無料のオンライン配信ですので、ぜひお気軽にご参加ください!

■イベント詳細・お申込みはPeatixページより
https://kinan-chemistry-session-4.peatix.com/

【紀南ケミストリー・セッション vol.4 開催概要】

タイトル:『発酵がもたらす豊かな世界 – 食から考える“美”とは‐』

日 時:2021年10月21日(木) 19:00~20:30
会 場:オンライン(ZOOMウェビナー)
参加費:無料
登壇者:藤原 辰史氏(京都大学人文科学研究所 准教授)
    野村 圭佑氏(三ツ星醤油醸造元 堀河屋野村 十八代目当主)
モデレーター:宮津 大輔(紀南アートウィーク アーティスティック・ディレクター)
総合司会:森重 良太(地域活性化プロデューサー)

【アフターサロンについて】

前回も好評いただいたアフターサロン企画を今回も実施いたします!

トークセッション終了後、ゲストスピーカーの方々を交え、視聴者の方々にもご参加いただける知的交流の語り場『アフターサロン』
セッション終了後の熱をそのままに、気付きや学びを深めたり、ゲストの方々へ直接質問をしていただくことで、さらなる知を拡げ深める交流として、前回も様々な話題が飛び出しました。

ぜひお気軽にご参加ください!

*アフターサロンの参加ゲストは野村 圭佑さんのみの予定です
*トークセッション終了後、20:30から、最長一時間程度を予定しております。
*アフターサロンについては別途有料となりますので、チケットをお買い求めください。
*紀南ケミストリー・セッションご視聴後、サロントーク開始直前にお申込みいただくことも可能です。
*ZOOMウェビナーを使用しますが、参加者の方々もカメラ・マイクをオンに出来るよう設定変更いたします。

【登壇者のご紹介】

藤原 辰史氏(農業思想史家京都大学人文科学研究所 准教授)
1976年生まれ、2002年、京都大学人間・環境学研究科中途退学、同年、京都大学人文科学研究所助手、東京大学農学生命科学研究科講師を経て、2021年4月現在、京都大学人文科学研究所准教授。
主な著作に『ナチスのキッチン』(共和国、河合隼雄学芸賞)、『給食の歴史』(岩波新書、辻静雄食文化賞)、『トラクターの世界史』(中公新書)、『戦争と農業』(集英社インターナショナル)、『分解の哲学』(青土社、サントリー学芸賞)、『縁食論』(ミシマ社)、『農の原理の史的研究』(創元社)など。

野村 圭佑氏(三ツ星醤油醸造元 堀河屋野村 十八代目当主)
和歌山県御坊市出身。 大学を卒業後、商社にて8年間、大豆関連の輸入業務に従事。
30歳を機に自らの意志で、家業の醤油、味噌製造業に転身。
醤油発祥地和歌山にて、最古の蔵の当主として、自ら、薪を燃やし、麹を育て、菌と共生している。
「作りながら伝える」を信条とする。
また、お酢やみりん、日本酒、お茶、蒲鉾の作り手と 百年後の食の在り方を見すえた食伝道ユニットHANDREDを起草し、日本のモノ作りの素晴らしさを内外に発信している。

<堀河屋野村>
元禄元年(1688年)和歌山県御坊市にて、紀州徳川家の荷を江戸に運ぶ紀州廻船の廻船業として創業。1756年の択捉島への漂流を期に、海を上がり陸の仕事に。
廻船業時代に家内で作り、江戸のお客様におみやげで渡していた醤油、徑山寺(きんざんじ)味噌が本業になり、現在に至る。蔵はその当時のままで、国の有形文化財に指定されている。 いまだに薪で火をおこし仕込を始め、「手麹」と呼ばれる伝統製法で 全量作る三ツ星醤油は、日本で最も古式な製法が残っているといわれる。
堀河屋野村 http://www.horikawaya.com/
HANDRED http://handred.net/

モデレーター:宮津 大輔(紀南アートウィーク アーティスティック・ディレクター
1963年東京都生まれ。明治学院大学経済学部商学科卒業。京都造形芸術大学大学院芸術研究科修士課程修了。現在は、横浜美術大学学長、森美術館理事等の要職を務める。主な研究領域はアートと経済を中心とした社会との関係性。世界的な現代アート作品のコレクターとしても知られる。一般企業に勤めながら、収集した400点超のコレクションや、アーティストと共同で建設した自宅は国内外で広く紹介されている。また、美術品の修復保存に関する造詣も深い。
文化庁「現代美術の海外発信に関する検討会議」、「羽田オリンピック・パラリンピック レガシー推進タスクフォース」の委員や「Asian Art Award 2017」「ART FUTURE PRIZE・亞州新星奬2019」の審査員などを歴任。NHK総合テレビ「クローズアップ現代+」「NHKニュース おはよう日本」からバラエティ番組までメディアでも広く活躍する一方で、国内はもとよりアジア各国での講演多数。主な著書に「新型コロナはアートをどう変えるか」「アート×テクノロジーの時代」などがある

総合司会:森重 良太(地域活性化プロデューサー)
南紀白浜エアポート 誘客・地域活性化室長 / 紀南アートウィーク副実行委員長
大手電機メーカーでの勤務後、経営共創基盤(IGPI)で官⺠双方の立場から全国の空港⺠営化や地域活性化プロジェクトに多数携わる。現在は、南紀白浜エアポートの誘客・地域活性化室⻑として、空港型地方創生に向けたエアライン誘致・地域連携・着地型旅行業を統括している。観光・ビジネスの両面から、インバウンド誘致・ワーケーション推進・IoT 企業誘致などの誘客の仕組化と、地域の受入体制拡充・先端実証実験推進・人材育成などの活性化に取り組む。紀伊半島地域連携DMO事務局⻑ 兼 マーケティング・財務最高責任者。




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