イベント

紀南アートウィーク Shinju展

『< I > opportunity』

4月15日 (金)〜17日 (日) 11〜18時
4月22日 (金)〜24日 (日) 11〜18時

真珠ビル1階

和歌山県西牟婁郡白浜町堅田1385-1

参加費無料(作品販売有り)

2022年4月15日(金)~4月17日(日)と、4月22日(金)~4月24日(日)の2週にわたり、南紀白浜の玄関口であるJR白浜駅前に位置する交流拠点・真珠ビルにて、現代美術作家 河野愛の展覧会『< I > opportunity 』を開催いたします。写真家 堀井ヒロツグとの共作となります。

河野愛は、布、骨董、写真等の多様なメディアを利用し、場所や人の記憶や時間、価値の変化に関する作品を発表しています。河野の祖父は、白浜温泉老舗「ホテル古賀の井」の創業者であり、彼女は幼少期より古賀浦の入り江で夏を過ごすことが多かったといいます。今回、写真家堀井ヒロツグと共作した新作の映像作品『< I > opportunity 』を白浜にて発表します。

2021年11月に和歌山県白浜町にて開催された紀南アートウィーク2021では、白浜エリア5箇所に設置された< I >は、当時ホテルの屋上で輝いていたネオン看板を活かした2018年に発表した作品の続編です。白浜市内で鑑賞された方も多いのではないでしょうか。そして、今回、紀南アートウィーク期間中に滞在し、制作された『< I > opportunity 』を白浜の新しいコミュニティ・真珠ビルにて展示致します。タイトルの「opportunity」には、チャンス、好機、機会という意味に加えて、運ぶこと、潮、その潮の流れ等を意味するラテン語の「port」に由来しています。

未来に向けて、和歌山県紀南の港・白浜について、現代アートを切り口に地域の方々と一緒に考える場を創出いたします。
ぜひご覧ください。 

撮影:堀井ヒロツグ
撮影:堀井ヒロツグ

【展示作品詳細】

< I >
閉館したホテルの屋上に設置されていたネオン看板 
サイズ  H1370×W275×D80 mm
art work / director  河野愛

< I > opportunity
art work / director  河野愛
director of photography 堀井ヒロツグ
17’ 44”

撮影:堀井ヒロツグ

【河野愛】
2007年京都市立芸術大学大学院 美術研究科 染織 修了。在学中にRoyal College of Art 交換留学。広告代理店でのアートディレクター・デザイナーとして10年間勤務。現在、京都芸術大学美術工芸学科専任講師。直近の主な展覧会に、滋賀県立美術館 リニューアルオープン記念展「Soft Territory かかわりのあわい」(2021)、大阪関西国際芸術祭(2022)など。
ホームページ:https://aikawano.com

【堀井ヒロツグ】
2008年早稲田大学芸術学校空間映像科卒業。現在、京都芸術大学美術工芸学科非常勤講師。2013年に東川国際写真祭ポートフォリオオーディションでグランプリ、2021年にIMA nextでショートリスト(J・ポール・ゲティ美術館キュレーター:アマンダ・マドックス選 )を受賞。

【会場:真珠ビル】
真珠ビルは、JR白浜駅前に残る商業施設です。かつては新婚旅行や観光客、地域の人々で賑わい、白浜で採取された特産の真珠製品が人気を博していました。当時の面影を僅かに残すビルは、新世代のオーナーによって生まれ変わり、2022年3月3日に美容室Shinjuとして新たにオープンしました。

開催概要

河野愛 / 堀井ヒロツグ 展覧会
『< I > opportunity 』

主催:紀南アートウィーク実行委員会
協力:アウラ現代藝術振興財団、Artport株式会社、Hair Salon Shinju、南紀白浜ディープ桟橋実行委員会、Ivory Books
場所:真珠ビル1階(〒649-2201 和歌山県西牟婁郡白浜町堅田1385−1)
料金:参加無料(作品販売有り)
期間:2022年4月15日(金)〜17日(日) / 4月22日(金)〜24日(日)
時間:11時〜18時

【関連イベント】
■アーティスト・トーク:4月16日(土)16時半〜@真珠ビル

■オープニングイベント:4月16日(土)18時〜
hair Salon Shinju オープンニング・パーティーと共同開催

■白浜の古書店 ivory books とのコラボ本棚
真珠ビル2階、Hair Salon Shinju内の本棚に、白浜の古書店 ivory books が展覧会のテーマを元に選書した様々な書籍が展覧会期間限定で並びます。気に入った本はその場で購入も可。