イベント
みかんダイアローグ Vol.2
芸術は、みかん?みかんは、芸術? -天地耕作と山本鼎の思想を通じて-
5月20日(金)19時〜21時頃まで
オンライン
参加費無料
申込
ご視聴にはご予約が必要です。外部サイト(Peatix)よりお申込みください。
芸術、文化を通して「柑橘」について深掘りする場、『みかんコレクティヴ』の みかんダイアローグ 第二弾!
今回は、「農業と芸術の関係」をテーマに、本年5月に『ポスト人新世の美術論 人間と自然の美術史』を出版予定の新進気鋭の美術史家・山本浩貴氏をお招きして、1980年代後半に結成された静岡県浜松市の前衛芸術家集団・天地耕作と、版画家・山本鼎(やまもと かなえ)の農民美術運動を例に「芸術の農業化、農業の芸術化」についてお話いただきます。
講演後は、山本氏と地元在住のサウンドアートユニットAWAYAの福島正知氏を交えて、「みかんの芸術化?-美術家 x 農家のリアル対談-」というタイトルにて、みかんを栽培すること、作品を制作すること、お二人の実践を踏まえて、芸術と農業の関係性について対談を行います。
<日時>
5月20日(金)19〜21時頃まで
参加方法:オンライン
参加費:無料
申込:ご視聴にはご予約が必要です。Peatixよりお申込みください
<スケジュール>
19:00-「講演:芸術の農業化、農業の芸術化 -浜松の前衛芸術家集団・天地耕作と版画家・山本鼎の農民美術運動を例に-」
山本浩貴氏
20:00- 「対談:みかんの芸術化? -美術家 x 農家のリアル対談-」
山本浩貴氏、福島正知氏、藪本雄登、下田 学
<ゲストスピーカー:山本浩貴氏>
1986年千葉県生まれ。一橋大学社会学部卒業後、ロンドン芸術大学チェルシー・カレッジ・オブ・アーツにて修士号・博士号取得。2013~18年、ロンドン芸術大学トランスナショナル・アート研究センター博士研究員。韓国のアジア・カルチャーセンター研究員、香港理工大学ポストドクトラル・フェロー、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科助教を経て、21年より金沢美術工芸大学美術工芸学部美術科芸術学専攻・講師。著書に『現代美術史 欧米、日本、トランスナショナル』(単著、中央公論新社 、2019)、『トランスナショナルなアジアにおけるメディアと文化 発散と収束』(共著、ラトガース大学出版、2020)、『レイシズムを考える』(共著、共和国、2021)など。本年5月に『ポスト人新世の美術論 人間と自然の美術史』を出版予定。
<ゲストスピーカー:福島正知氏/AWAYA>
1972年兵庫県伊丹市生まれ。サウンドアートユニットAWAYAにて作曲・演奏・プログラミングなどを担当。AWAYAは2007年に中辺路へ移住し、自然に寄り添う農作業を営む暮らしの中で、日々耳にする音をインスピレーションの源に、宇宙の神秘や生命の不思議を独特の音世界で表現した”音のアート作品”を制作し、楽曲、ライブ演奏、インスタレーション展示などを展開している。『紀南アートウィーク2021』では前田耕平「Breathing」の楽曲を担当、熊野の自然の音世界を巧みに取り入れた楽曲を制作・提供した。ホームページ:http://awayajp.com/
<聞き手:「紀南アートウィーク」実行委員長 藪本雄登>
1988年生まれ、和歌山県紀南地域出身。十数年に渡り、カンボジア、ラオス等に居住し、各地のアートコレクティブ等への助成や展示会の支援を行っている。現在、アジア地域の神話、伝説、寓話や民俗等に関心を持ち、秋田公立美術大学 博士課程にて、人類学、民俗学と現代アートについて研究を行っている。主な展覧会として、「紀南アートウィーク2021」、「水の越境者(ゾーミ)たち-メコン地域の現代アート-」展(大阪)等がある。
<聞き手:「紀南アートウィーク」事務局長 下田 学>
1980年生まれ、兵庫県西宮市出身。4年前に和歌山県紀南地域に移住し、地域の多様なヒト・モノ・コトを繋ぎながら様々なプロジェクトを行っている。紀南アートウィークでは事務局長として、企画から運営までの全般に携わり舞台裏を支えている。