イベント

オープニングセレモニー「苗木の旅」(苗贈与式) & トークセッション

10/8 (土) 10:00 〜

秋津野ゆい倉庫前

和歌山県田辺市上秋津4558-8

参加費無料

申込

申し込みの必要なし

みかんコレクティヴ展のオープニングセレモニーとして、柑橘の苗の譲渡会を行います。みかんの苗木を参加者(=里親)と共に育て、将来的には「コモンズ農園(誰もが利用できるみんなの農園)」としての新しい農地のあり方を考えます。 セレモニーでは、柑橘に関する表現を継続してきた廣瀬智央と紀南の柑橘農園を代表する紀州原農園の原拓生の対談を行います。


<廣瀬智央>

廣瀬智央(1963-)はミラノを拠点とし、90年代の活動初期より精力的に制作活動。日本、アジア、イタリアなど世界各地の美術館、ギャラリーでの展覧会に数多く参加してきました。また、最近では、母子生活支援施設の母子と空の写真を交換し合う「空のプロジェクト」(前橋、2016年から2035年まで継続)など、社会との接点を意識し既存のアート活動を超えた長期的なプロジェクトも手がけています。 廣瀬作品のコンセプトの幅は、マクロな視点で地球全体、国や季節を越えて果ては宇宙へも広がります。それと同時に、廣瀬は日々のイタリアの食生活から豊かさや多様性を発見し、異文化間の旅での出会いや対話から共通するささやかな幸せの感覚、生きることのへの意味を見出します。そんな日常性を芸術的レベルに移転させ、鑑賞者の五感に強く働きかけるのが廣瀬作品の大きな特徴といえます。 レモンやスパイスを床一面に敷き詰め、視覚や嗅覚、味覚を刺激するインスタレーション、空の写真、細胞が無限に増えていくような「ブルードローイング」、「ビーンズ コスモス」シリーズでは、豆、パスタなどの食材と、丸めた地図やビー玉、金などをアクリル樹脂のなかに浮かべています。 廣瀬は、人工と自然、昼と夜のような、事物の間の領域や小さなもの、周縁にこそ見過ごされがちな豊かな世界があることを見出し、その表面に現われない、奥にある矛盾や不確定なものを捉えてきました。鑑賞者は、展示空間を回遊しながら、様々な視点や角度から廣瀬が構成した作品世界を体感することができます。視点を変えることで見え方が大きく変わるこの異質なものの共存は、私たちの社会そのもののようです。 <原拓生> 江戸後期から続く農園の七代目園主です。大学卒業後、実家である紀州原農園に就農しまし、柑橘と梅を家族と数名のスタッフで栽培しています。特に柑橘の持つ多様性や深い歴史に魅了され、柑橘では約60品種を栽培しています。最新の品種だけでなく原種と呼ばれるような希少品種、地域に根差した古くからの品種なども積極的に栽培しています。それらを全国の柑橘ファンや飲食店へお届けし「柑橘とともにある幸せ」を拡大しています。地域の仲間とともに農産物直売所や農家レストランなどの設立運営にも携わっています。https://www.hara-farm.jp/

<原拓生>

江戸後期から続く農園の七代目園主です。大学卒業後、実家である紀州原農園に就農しまし、柑橘と梅を家族と数名のスタッフで栽培しています。特に柑橘の持つ多様性や深い歴史に魅了され、柑橘では約60品種を栽培しています。最新の品種だけでなく原種と呼ばれるような希少品種、地域に根差した古くからの品種なども積極的に栽培しています。それらを全国の柑橘ファンや飲食店へお届けし「柑橘とともにある幸せ」を拡大しています。地域の仲間とともに農産物直売所や農家レストランなどの設立運営にも携わっています。https://www.hara-farm.jp/

【当日の様子】