アデ・ダルマワン
  • アーティスト

アデ・ダルマワン

アデ・ダルマワンは、アーティスト、キュレーター、ruangrupaのディレクターとして、ジャカルタを拠点に活動しています。インドネシア・アート・インスティテュート(ISI)のグラフィック・アート学科で学んだ後、ジョグジャカルタのCemeti Contemporary Art Gallery(現Cemeti Art House)で初個展を開催。翌年の1998年には、Rijksakademie Van BeeldendeKunstenでの2年間のレジデンスのためにアムステルダムに滞在しました。ダルマワンの作品は、インスタレーション、彫刻、ドローイング、プリント、ビデオなど多岐にわたります。

主要な個展に「Magic Centre」Portikus(2015)、Van AbbeMuseum(2016)、グループ展に光州ビエンナーレ(2016)、シンガポール・ビエンナーレ(2016)、「Doing Business with the Dutch」Lumen Travo Gallery(2018)などがあり、キュレーターとしては、「Riverscape in-flux 」(2012)、「Media Art Kitchen」(2013)、「Condition Report」(2016)、「Negotiating the Future: 6 th Asian Art Biennial in Taiwan」に参加しました。またruangrupa名義では「TRANSaction: Sonsbeek」(2016)をキュレーションしました。

2006年から09年までジャカルタ・アーツ・カウンシルのメンバーを務め、2009年にはジャカルタ・ビエンナーレのアーティスティック・ディレクターに任命されました。2013年、2015年、2017年のジャカルタ・ビエンナーレではエグゼクティブ・ディレクターを務めています。

  • 《哲人のサッカー(試合)》(2011年)

    《哲人のサッカー(試合)》(2011年)

    世界最高峰の国際展ドクメンタ15(2022 年) で芸術監督を務める、アート・コレクティブであるルアンルパの中心人物アデ・ダルマワン。本作は( 現在の)哲学だけでなく、自然学や数学をも含む学究的営為の総体たる古代ギリシャ哲学と、ドイツ観念論からマルクス主義や実存主義へと連なる近代ドイツ哲学の関係性を、サッカー・ゲームに準え表現しています。

    川久ミュージアム

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    川久ミュージアム

    日本が誇る「夢の城」であるホテル川久は、創業者、オーナー、建築に携わった職人たちの夢と情熱が詰まった奇跡的な建物です。まさに狂気ともいえる熱量で、南紀白浜に非日常の異界を作り上げました。ギネス公認された金箔天井や豪華ワインセラーから柱、椅子、シャンデリアといった什器に至るまで、全てが唯一無二の一級品で揃えられています。2020年7月からは、ホテル内に、川久ミュージアムが開館、ダリ、シャガールや横山大観といった古今東西の巨匠たちによる作品を鑑賞することもできます。