イベント

紀南アートウィーク×ローカリティ!共同企画 『 現場の実践から見る「グローバリティ」と「ローカリティ」 近づく2つの世界 』

2021年12月15日(水) 19:00~

オンライン

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『紀南アートウィーク』×『ローカリティ!』
オンライントークイベント

地域の住民が特ダネを発信するニュースサイト「ローカリティ!」さんとの合同企画!
オンラインでのトークイベントを開催いたします!

インターネットやソーシャルメディアが発達し、世界はより密接に関わるようになりました。
世界が一つになる「グローバル化」とは、世界が一つの価値観のもとに集約されていくことなのでしょうか。
「グローバル・スタンダード」の名のもとに、ローカルの価値は消滅してしまうのでしょうか。

このトークイベントでは、ローカルの現場で実践してきた二人が、それぞれの経験と立場から、21世紀における「グローバリティ」と「ローカリティ」の価値を問い直し、むしろ、「ローカリティ」こそがグローバルにおいて価値を持つ時代となったということをお話します。

【登壇者より、トーク前の一言コメント】

「ローカリティ」「グローバリティ」とは何か?もう一歩深く考えるために、カンボジアで世界に通じるアートを発掘してきた経験も含めてお話したい。私は、現代アートがローカリティやグローバリティを考える上で重要なのかと考えています。事例を何点か挙げて、現代アートの世界で、ローカルがグローバルとつながる事例を紹介します。
ローカルにおける観光の価値も問い直したいと思います。観光は「輸出」産業なのでしょうか?特定都市や特定国家からの大量の観光客を集めることはいいことなのでしょうか。観光業が輸出業足り得るには、どのようなローカルかつグローバルな視点が必要でしょうか?
(薮本)

15年前、私が大学院で「グローバル化」の研究をしていた際は、グローバル化が進めば、「世界はマクドナルド化する」といった考えが一般的でした。つまり、ローカルにおいて、グローバル化は敵だったわけです。しかしその時、「グローバル化が進めば、ローカルが地理的制約から解放され、ローカルの価値が浮上する」と言っていた学説がありました。私のその後の実践は、グローバリティとローカリティは一致するという考え方に基づいて、それを証明するために様々な挑戦を行っています。私は全国各地の取材を通じて、ローカルの魅力がグローバルで力を持つ事例を数多く見てきました。その事例を通じて、ローカリティとグローバリティについてお話したいと思います。
(中野)

– 登壇者プロフィール –

◆藪本 雄登(紀南アートウィーク 総合プロデューサー)

和歌山県白浜町出身、西富田小学校、富田中学校、田辺高校出身、One Asia Lawyers 共同創業者、アウラ現代藝術振興財団 代表、Artport株式会社 代表。
藪本の先祖は、熊野古道・中辺路の地に眠っており、母はアドベンチャーワールドで初代女性のシャチの調教師を務めたルーツがある。2011年にOne Asia Lawyersの前身となるJBLメコングループを創業。十数年に渡り、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ等に居住し、業務の傍ら、各地のアーティスト、キュレーター、アートコレクティブ等への助成や展示会の支援を行っている。現在、アジア太平洋地域の神話、伝説、寓話や民俗等に関心を持ち、人類学とアートについて研究を行っている。その中でも、祖先が眠る熊野地域をフィールドに持ちながら、ゾミア、高地文明やアニミズム等といった事項について、調査研究を行っている。
主な展覧会として、「水の越境者(ゾーミ)たち-メコン地域の現代アート-」展(大阪)、「Silence is Golden」展(ミャンマー)、「Abstraction of Breathing」展(ミャンマー)等がある。
https://kinan-art.jp/event2021/


◆中野 宏一(合同会社イーストタイムズ​代表社員CEO、ローカリティ!発行人兼編集主幹)

1984年、秋田県湯沢市生まれ、埼玉県育ち。
東京大学 法学部卒、東京大学 公共政策大学院修了。朝日新聞東京本社にて校閲記者を3年間経験。地域ニュースの可能性に気づく。ソーシャルメディアの可能性に惹かれ、Twitter分析ツールを開発するベンチャー・株式会社プラスアルファ・コンサルティングに入社。 2015年仙台に移住し、THE EAST TIMESを起業。Yahoo!系媒体「THE PAGE」の記者として、ローカルニュースを取材・発信し、Yahoo!ニュース上で月1200万ページビューを獲得するなど、ヒット記事を連発する。それらの経験を活かし、ローカルや地域のブランディングやプロモーションを企画・実施している。
https://www.the-east.jp/
https://thelocality.net/