イベント

紀南ケミストリー・セッション

『紀南ケミストリーセッション vol.2』開催のお知らせ

2021年5月28日(金)19:00~20:30

オンライン(ZOOMウェビナーの予定)

紀南アートウィーク 2021の開催に向け、様々なゲストを迎え、紀南の文化・歴史・風土について縦横無尽に語り合うオンライン・トークセッション・シリーズ『紀南ケミストリー・セッション』

第2回となる今回は『 籠もるとひらく – 知の巨人・南方熊楠と現代アート – 』と題し、紀南を、日本を代表する知の巨人・博物 / 生物 / 民俗学者の南方熊楠をテーマとするトークセッションを、オンライン配信(無料)にて開催します。

ゲストには、南方熊楠についての著書や論文も多く、変形菌への造詣も深い哲学 / 文化人類学者の唐澤 太輔氏と、紀南の出身であり、南方熊楠にまつわる作品も手掛けるアーティストの前田 耕平氏をお迎えします。
かねてより親交もあり、過去には南方熊楠の哲学思想を追った「まんだらぼ」プロジェクトで協働したこともあるお二人の対話を通して、南方熊楠と現代アートとの接点、そこから見えてくるものに迫ります。

【紀南ケミストリー・セッション vol.2 開催概要】

タイトル:『籠もるとひらく – 知の巨人・南方熊楠と現代アート – 』
日時:2021年5月28日(金) 19:00~20:30
会場:オンライン(ZOOMウェビナーの予定)
参加費:無料
登壇者:唐澤 太輔氏(秋田公立美術大学 准教授 哲学 / 文化人類学)
    前田 耕平氏(アーティスト)
モデレーター:宮津 大輔(紀南アートウィーク アーティスティック・ディレクター)
総合司会:森重 良太(地域活性化プロデューサー)

申し込み:チケット予約サイト「Peatix」内イベントページ、もしくは下記メールアドレスから
Peatixページ:https://kinan-chemistry-session-2.peatix.com
メールアドレス:info@kinan-art.jp
 ※メールでお申込みの際は、本文にお名前、お住まい(市区町村)をご記載ください

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【登壇者のご紹介】

唐澤 太輔氏(秋田公立美術大学 准教授)

1978年、兵庫県神戸市生まれ。2002年3月、慶応義塾大学文学部卒業。2012年7月、早稲田大学大学院社会科学研究科 博士後期課程修了(博士〔学術〕)。第1回南方熊楠研究奨励事業助成研究者。日本学術振興会特別研究員(DC-2〔哲学・倫理学〕)、早稲田大学社会科学総合学術院 助手、助教などを経て、現在、秋田公立美術大学美術学部アーツ&ルーツ専攻ならびに大学院複合芸術研究科准教授。
専門は、哲学、文化人類学。特に、人類が築き上げてきた民俗・宗教・文化の根源的な「在り方」の探求を、知の巨人・南方熊楠(1867~1941年)の思想を通じて行っている。近年は、熊楠とアート的思考の比較考察、及び華厳思想の現代的可能性についても研究を進めている。2019年、第13回湯浅泰雄著作賞受賞。

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前田 耕平氏(アーティスト)

1991年和歌山県生まれ。2014年パリ国立美術学校エコール・デ・ボザール交換留学。2015年大手前大学メディア芸術学部芸術学科卒業。2017年京都市立芸術大学大学院美術研究科構想設計専攻修了。
人や自然、物事との関係や距離に興味を向け、様々なアプローチで探求の旅を続けている。自身の行為と体験を手がかりに、国内外で映像やパフォーマンスなどの作品発表を行う。プロジェクトに南方熊楠の哲学思想を追った「まんだらぼ」などがある。現在、大阪の元造船所跡地のシェアスタジオ「SSK(Super Studio Kitakagaya)」を拠点に活動。
主な展覧会に「つながりの方程式」京都芸術センター、個展「パンガシアノドン ギガス」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、個展「イトム」Gallery PARCなどがある。六甲ミーツアート芸術散歩2019 神戸市長賞受賞。
https://koheimaeda.com/

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モデレーター:宮津 大輔(紀南アートウィーク アーティスティック・ディレクター)

1963年東京都生まれ。明治学院大学経済学部商学科卒業。京都造形芸術大学大学院芸術研究科修士課程修了。現在は、横浜美術大学学長、森美術館理事等の要職を務める。主な研究領域はアートと経済を中心とした社会との関係性。世界的な現代アート作品のコレクターとしても知られる。一般企業に勤めながら、収集した400点超のコレクションや、アーティストと共同で建設した自宅は国内外で広く紹介されている。また、美術品の修復保存に関する造詣も深い。

文化庁「現代美術の海外発信に関する検討会議」、「羽田オリンピック・パラリンピック レガシー推進タスクフォース」の委員や「Asian Art Award 2017」「ART FUTURE PRIZE・亞州新星奬2019」の審査員などを歴任。NHK総合テレビ「クローズアップ現代+」「NHKニュース おはよう日本」からバラエティ番組までメディアでも広く活躍する一方で、国内はもとよりアジア各国での講演多数。主な著書に「新型コロナはアートをどう変えるか」「アート×テクノロジーの時代」などがある。

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総合司会:森重 良太(地域活性化プロデューサー)

南紀白浜エアポート 誘客・地域活性化室長 / 紀南アートウィーク副実行委員長
大手電機メーカーでの勤務後、経営共創基盤(IGPI)で官⺠双方の立場から全国の空港⺠営化や地域活性化プロジェクトに多数携わる。現在は、南紀白浜エアポートの誘客・地域活性化室⻑として、空港型地方創生に向けたエアライン誘致・地域連携・着地型旅行業を統括している。観光・ビジネスの両面から、インバウンド誘致・ワーケーション推進・IoT 企業誘致などの誘客の仕組化と、地域の受入体制拡充・先端実証実験推進・人材育成などの活性化に取り組む。紀伊半島地域連携DMO事務局⻑ 兼 マーケティング・財務最高責任者。