展覧会のお知らせ

感覚をテーマにした「みかんかく」を10/14〜10/22 、紀南エリアで開催!

2023年の紀南アートウィークのタイトルは、「みかんかく」です。

「みかんかく」は、みかん(蜜柑、未完…)+かんかく(感覚、間隔…)をかけ合わせた言葉で、人間のもつ多様な感覚、特に視覚以外の感覚をじっくりと紐解いていきます。

人間が得る情報の9割は視覚情報に頼っているといわれており、アートは視覚表現が多いと考えられています。今回は作品を鑑賞する「展覧会」としてではなく、嗅覚や味覚、触覚、または時間感覚に訴えるワークショップなどを中心として開催します。

それぞれの感覚を再発見することで、世界をより幅拡く感じていただきたいと思っております。

【開催概要】

日 程 : 2023年10月14日(土)~10月22日(日)
時 間 : 各ワークショップによる
会 場 : 和歌山県紀南地域 ※複数個所
参加費 : 各ワークショップによる
主 催 : 紀南アートウィーク実行委員会
構 想 :みかんコレクティブ
協 賛 :(株)アワーズ、紀陽銀行 白浜支店、ゲストリビングMu南紀白浜、(株)濵田、(株)モリカワ、(株)山長商店、(有)龍神自然食品センター、木村 剛大、木村 篤、大橋 一喜
協 力 :アウラ現代藝術振興財団、Artport(株)、ivory books、秋津野ガルテン、オガワヤ2B、紀州原農園、the CUE、小山登美夫ギャラリー、colographical、Shinju、鈴木農園、TSUBAME、十秋園、尖農園、(株)南紀白浜エアポート、ふたかわ超学校 キノクマ座、松下農園、みかんソサエティ―

感覚体験ワークショップ
『いちどためしてみてごらん』

いつも私たちはことばや目によって世の中を理解しています。では、においやさわる感覚をもっと使ってみると、それはどう変わるでしょうか。ふだん見ているものがどう変わるか、まわりの人と自分の感じ方をつたえあってみましょう。

『いちどためしてみてごらん』ワークショップ
【第一部】視覚と触覚
作品、いちど試してごらん(1992)の制作プロセスを追体験していただき、視覚以外の身体感覚をフル動員させながら実体験することで、知覚の曖昧さや感覚の豊かさ、視覚のみに頼らない感覚のあり方を考察します。

【第二部】視覚と嗅覚
匂いは拡散してく特性があるため、感覚の中でも特に嗅覚は他の感覚器官に比べて主観的で性差や個人差も大きくなります。そこで、実際に視覚を遮断し嗅覚のみによる体験をしていきます。みかんの香りをテーマにこの感覚を研ぎ澄ます体験を行いながら、嗅覚における自他が混じり合うような特徴を体験できるようなワークショップです。

日時:10 月22 日(日)9~12時
場所:秋津野ガルテン
定員:10名
参加費:1,000円
※未就学児のご参加は保護者の同伴をお願いします
お申込みhttps://ichidotameshitemitegoran.peatix.com/

講師/アーティスト:廣瀬 智央 氏
1963年 東京都生まれ。ミラノを拠点に活動。日常の体験や事物をもとに、世界の知覚を刷新する表現をつくりだしている。紀南アートウィーク2022 出展作家。

『歩きながら識る、交流する』ワークショップ

『みんなで創る公園のような農園』を目指し、2022年に始動した<コモンズ農園>プロジェクトが描く未来構想を共有し、イメージを深める農園体験ツアー。
実際にみかん農園を訪れ、みかんの栽培やみかんについての様々な知識を深めます。特にみかんや草花の香りを嗅いだり、土に触れたり、各自が収穫したみかんを実際に食べたり、みかんジュースを飲んだりしながら、コモンズ農園の未来ついて話し合います。

日 時:10 月22 日(日) 14:00~15:00
参加費:無料
アーティスト:廣瀬 智央 氏
協 力:尖農園 (@tongari_nouen)


『未来の給食』ワークショップ

『あなたは30年後からやってきた未来人!?』
未来に残したい食べ物を想像しながら、その食材の周りにある環境や習慣、地域のことなども共に考える「食」の1日ワークショップを開催します。

今回は「良い食」について考察する食農倫理学(Food Ethics)を研究されている太田 和彦さんをお迎えし、「未来の給食」の献立を考え、実際にそのメニューも制作していただきます。

倫理的に「食べる」とはどのようなことなのか?
「未来の給食」メニューをとおして、「より持続的で、より健康的で、社会的にも公正な食選択」について皆さんと考えたいと思います。

日時:10/21(土)9:30~17:00
場所:秋津野ガルテン(〒646-0001 和歌山県田辺市上秋津4558-8)
参加費:1,500 円 *お弁当代込み
お申し込みhttps://futureschoollunch.peatix.com/

講師 : 太田和彦(おおたかずひこ)南山大学総合政策 学部・准教授。



「食を書きかえる」ビブリオバトル

ビブリオバトルとは、誰でも参加できる「本の紹介」コミュニケーションゲーム!

「人を通して本を知る。本を通して人を知る」をキャッチコピーに全国に広がり、小中高校、大学、一般企業の研修・勉強会、図書館、書店、サークル、カフェ、家族の団欒などで、広く活用されているゲームです!

今回は、10/21(土) に実施する『未来の給食』ワークショップに向けて、「食を書きかえる」をテーマとして発表者がおすすめする本の紹介を聞いて、みんなで一番読みたくなった本を決定します。

日時:10/4(水)19:30 〜21:30
場所:オンライン
参加費:無料
お申し込みhttps://kawbibliobattle.peatix.com/


進行役:太田 和彦 氏 南山大学 総合政策学部 准教授 専門:環境倫理学、食農倫理学
2020年からイベントやゼミの一環で、ビブリオバトルを開催しています。「本を通じて人を知る、人を通じて本を知る」というキャッチコピーを毎回実感しています。皆さんのお勧めの一冊を楽しみにしています!


映画上映会
『目の見えない白鳥さん アートを見に行く』+『手でふれてみる世界』

目の見えない人はどうやってアートを鑑賞しているのか。 日本とイタリアから、それぞれ視覚障害のある方がアートにふれる姿を描いた映画2本の上映会。

『目の見えない白鳥さん、 アートを見にいく』
2022年製作/107分/日本
配給:アルプスピクチャーズ
監督:三好大輔 川内有緒

『手でふれてみる世界』
2022年製作/60分/日本
配給:ポレポレタイムス社
監督:岡野晃子

日時:10/14(土)15(日)
場所:ノンクロン(〒649-2201 和歌山県西牟婁郡白浜町堅田1385-1)
お申込みhttps://kawfilmdays.peatix.com/
映画鑑賞代&上映時間
『目の見えない白鳥さん、 アートを見にいく』
1,400 円 / 回(予約) ・1,600 円/回(当日)
 ①上映 10:00~11:47
 ②上映 13:30~15:17
 ③上映 18:00~19:47


『手でふれてみる世界』
1,000 /回(予約)・ 1,200/回(当日)
 ①上映 12:00~13:00
 ②上映 15:30~16:30
 ③上映 20:00~21:00(14日のみ)

主催:紀南アートウィーク
共催:ふたかわ超学校 キノクマ座


『手でふれてみる世界』上映会 + トークセッション + ワークショップ

映画について
イタリア・マルケ州アンコーナに暮らす、視覚に障害を持つアルド・グラッシーニと妻のダニエラ・ボッテゴニ。芸術を愛し、80カ国以上を旅して、それぞれの文化が生み出してきたもの、自然や生きものに手で触れながら世界と出会ってきた。しかしながら、どの国を訪れても、美術館で作品を鑑賞することだけは困難だった。美術作品を後世に残すため収集、保存、公開する美術館と呼ばれる場所では、ガラスケースや柵越しに作品を見ることに重きをおいた、「視覚優位」の活動が行われているからだ。ならば自分たちで、見える人も見えない人も、ともに美術作品に手で触れて鑑賞できる美術館をつくろうと、夫妻は自ら行動し、「オメロ触覚美術館」を創設する。1993年にマルケ州の支援によって開館したこの美術館は、1999年にはイタリア議会の承認を受け国立の美術館となり、子どもから大人まで、視覚に障害がある人もない人も訪れる、すべての人に開かれた美術館となった。そこで働く人、訪れる人、かかわる人々は、「美術館とは何か」を静かに語りかけてくる。

日本で長年に渡り美術館運営に携わってきた監督は、オメロ触覚美術館の存在、その活動に心動かされ、この世界の断片を多くの人に伝えたいという思いからカメラを手に取った。「手でふれてみる世界」をテーマに、触れることが困難なコロナ禍の下でイタリアへ通い、見えてきたものとは。(https://le-mani.com/)

『手でふれてみる世界』
2022年製作/60分/日本
配給:ポレポレタイムス社
監督:岡野晃子

日時:10/19(木)18:30~21:00
場所:tanabe en+(〒646-0031 和歌山県田辺市湊41−1)
参加費
 映画鑑賞のみ 1,000 円/ 回
 トーク+ワークショップ 2,000円
 映画鑑賞+トーク+ワークショップ 3,000円
お申込みhttps://peatix.com/event/3705072/

トークセッション「『手でふれてみる世界』が生まれる背景にある、イタリア文化と暮らしについて」

岡野 晃子 氏 × 廣瀬 智央 氏
監督とかねてから交流があり、イタリア在住歴も長い現代アーティストの廣瀬氏を迎え、イタリアの文化や暮らしから見えてくる映画の背景について語り合います。

岡野晃子(写真・左)
1973年生まれ。バンク・ストリート教育大学博物館教育研究科修士課程修了、
コロンビア大学大学院美術及び美術教育研究科修士課程修了。
ヴァンジ彫刻庭園美術館にて「センス・オブ・ワンダー もうひとつの庭へ」、
「すべてのひとに石がひつよう 目と、手でふれる世界」(日本展示学会賞受賞)
など企画。視覚にとどまらない感覚による美術館教育の可能性を研究。
その一環として、ドキュメンタリー映画「手でふれてみる世界」を制作。

廣瀬 智央 (写真・右)
1963年 東京都生まれ。ミラノを拠点に活動。日常の体験や事物をもとに、世界の知覚を刷新する表現をつくりだしている。 紀南アートウィーク2022 出展作家。

ワークショップ「手でふれてみる美術鑑賞会」

「触察」とは、彫刻に手で触れて美術鑑賞する、視覚以外の感覚を使って作品と対話する方法です。映画『手でふれてみる世界』の舞台である国立オメロ触覚美術館(イタリア)は、視覚に障害のある夫妻によって設立され、長年に渡り触覚に重きを置いた美術鑑賞を研究してきました。その手法は、ミュージアムの包括性やコミュニティへの参加を求める。ICOM(国際博物館会議)新定義の発足とともに、日本の美術館においても関心が高まっています。本ワークショップでは、さまざまな感覚を研ぎ澄まし鑑賞することで、豊かな世界に触れていただけること願います。

参加人数 15名
所要時間 約1時間
講師:岡野 晃子 氏


紀南アート・レジデンス

第一回 紀南アートレジデンスを開催します。国内外からアーティストを招聘し、紀南地域に滞在してもらう中で、地域の様々な文化や歴史などについてのリサーチを行い、そこから触発された作品制作等を行ってもらうプログラム。今後毎年1名-2名程度のアーティストの募集を行う予定です。 今回はベトナムより現代アーティストのトゥアン・マミを招聘、「移民」と「柑橘」の関係についてリサーチを依頼し、今後も継続的に調査を行う予定となっています。

期間:10/6(木)~16(月)
場所:the CUE(〒646-0031 和歌山県田辺市湊16-6)
詳細https://kinan-art.jp/info/13732/

<アーティスト>トゥアン・マミ 氏
トゥアン・マミは、サイトスペシフィック・インスタレーション、ビデオ、パフォーマンス、コンセプチュアル・アートの分野で活動する学際的・実験的なアーティストであり、常に新しいメディア、手段、方法を探求し、内省的な問いかけや社会調査によって進化を続けている。
近年は、移動を繰り返しながら、私たちがどのように「人間」であるかという概念を探求し、観察している。2014年から、マミはベトナムと世界中のベトナム人ディアスポラについて研究している。マミは、これらのコミュニティで何が起こったのか、何が残ったのか、文化的、精神的、政治的な文脈から、新しい文脈に適応し生き残ろうとする様子を観察しようとしている。
彼の焦点は、人生、人と人、人と環境との社会的相互作用についての疑問であり、特定の現実から人や物が社会的プロセスに入り込み、共に関与するような状況を再構築しようとする。


インドのスパイス、ベトナムのハーブ、和歌山のみかんでチャイをつくろう!

インドのスパイスとベトナムのハーブ、和歌山の柑橘類に直接触れ、試し、観察することで、触覚、嗅覚、味覚といった感覚を研ぎ澄ましていきます。その際、インドのお茶文化のお話や、ハーブと共にあるベトナムの食生活に関する映像作品を通して、異文化に繋がるひとときをつくり出します。また、各班でのオリジナル・チャイの制作にあたり、あらかじめテーマを決めることによって、個々人により感覚が異なることを実感してもらうとともに、自由な発想や表現を促すことを狙います。

日時:10/15(日)13:00~15:00
場所:the CUE(〒646-0031 和歌山県田辺市湊16-6)
参加費:1,500円
お申込みhttps://spiceherbchaiworkshop.peatix.com/


ガイド:ラワンチャイクン茉莉 氏
2001年福岡市生まれ。現代アーティストであるインド系タイ人の父と、美術館学芸員である日本人の母のもと、幼少期よりアジアの文化と世界のアートに触れて育つ。2019年以降は大阪大学でインド近代美術を研究する傍ら、現代社会におけるアートとコミュニティの関わりに興味を抱く。今年7月からは、インドのスパイスと日本各地の素材を掛け合わせたチャイと、その製造過程や土地の歴史、生産者へのインタビューをおさめた映像作品を制作するアート・ビジネス複合型のプロジェクトを始動させている。ライフミッションは、“Connect & Save the World by ART”、“Be the ARTISTIC Bridge between Japan & India”の二つ。


【関連企画】 柑橘ソムリエ講座 in 和歌山

*お申し込みが定員に達しましたので、募集は締め切らせていただきました。

2020年秋に愛媛でスタートした民間資格の柑橘ソムリエ講座を、柑橘伝統の産地、和歌山県でも今秋開催することになりました。ワインや野菜のように柑橘のソムリエがいたらおもしろいんじゃないか、という宇和島市の柑橘農家の立ち話から歩み始めた「柑橘ソムリエライセンス制度」。柑橘を最大限に楽しみ、その魅力を伝えることのできるプロフェッショナルを育成する講座です(連続3日間、合否試験含む)

日時:10/13 (金)〜10/15 (日)
場所:秋津野ガルテン
参加費:25,000円
主催:みかんソサエティー(https://www.mikansociety.com/