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現代アーティスト×農家で柑橘を深掘りする『みかんコレクティヴ』展覧会の開催期間が決定!

2022年10月6日(木)〜10月16日(日)

紀南地域(和歌山県田辺市内 複数個所)

柑橘を中核としたアートプロジェクト『みかんコレクティヴ』の展覧会を、今年の10月に和歌山県田辺市を中心に開催いたします。これまで、アーティストや柑橘農家をはじめ様々な方々と共に進めてきたリサーチを基に、アート作品の展示や、ワークショップの開催、ヴァーチャル空間での展示・イベントなど、多彩なプログラムをお届けします。参加アーティストやプログラムの内容、各種イベント等は順次発表予定です。どうぞお見逃しなく!

会期:2022年10月6日(木)〜10月16日(日) 全11日
会場:紀南地域(和歌山県田辺市内 複数個所)
主催:紀南アートウィーク実行委員
助成:公益財団法人 福武財団

<本件に関するお問い合わせ>
紀南アートウィーク事務局
info@kinan-art.jp

<アーティスト紹介(一部)>

廣瀬 智央/satoshi hirose
美術家
廣瀬智央は、インスタレーション、環境への介入、パフォ−マンス、彫刻、写真、ドローイング、そしてより大きな意味でのプロジェクトなどのメディウムを使い、現実と記憶の世界が交差する作品を創出する現代美術家です。境界を越えて異質な文化や事物を結びつける脱領域的な想像力が創造の原理となっており、目に見えない概念を目に見えるものへと転換する試みが、廣瀬の作品に一貫してみられます。日常の体験や事物をもとに、世界の知覚を刷新する表現をつくりだしています。

廣瀬は純然たる本質的な日常性を、芸術的なレベルへと移転させる作業を行います。ありふれた日常の事物を別の文脈に置き換えることによって、美の基準や変化しつづける存在の不確かさ、あらゆる境界との交差領域にうまれる関係性などを思考し、アートの可能性を示唆します。アーティストよって切り取られた日常の断片は、他者との共通点を理解し、差異を尊重するといった他者を意識するリアリティーにつらぬかれています。それは、懐疑的な視点を持ち、身動きできないような固定観念を振払うように、世界中を移動する作家の越境精神に反映されています。移動するアーティストとして文化と文化の間に生きるというメタカルチャー的な在り方は、国家や民族といった枠組みによる文化的背景がアートを具現化するというような、単純なステレオタイプな在り方を越えていきます。

東京生まれ。現在ミラノを拠点に活動。多摩美術大学卒業後にイタリア政府給費奨学生として渡伊。ポーラアート財団の研究奨学金を得てミラノ・ブレラ美術アカデミーを修了。文化庁在外研修員としてニューヨークに滞在。水戸芸術館、広島市現代美術館、アーツ前橋、イタリアのルイジ・ペッチ現代センター、ボローニャ近代美術館、モリーゼ文化財団、ヴィスコンティ宮殿、オーストラリアのシドニー現代美術館など世界各地の展覧会に多数参加。

Satoshi Hirose 公式HP
https://www.milleprato.com/

Satoshi Hirose 代表作:レモンプロジェクト:
https://www.milleprato.com/works_detail.php?id=27&category_id=1&pageID=2

廣瀬智央 代表作:地球はレモンのように青い – アーツ前橋

紀南でのフィールドワークの様子

みかんダイアローグ

芸術、文化を通して「柑橘」について深掘りする場「みかんダイアローグ (オンライントーク)」を不定期で開催しています。

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