みかんコレクティヴ

  • Vol.1 テキストアーカイブ( 後編)

    Vol.1 テキストアーカイブ( 後編)

    2022年4月8日に開催したオンラインのトークセッション『 みかんダイアローグvol.1』のテキストアーカイブ後編となります。※テキストアーカイブの前編はコチラhttps://kinan-art.jp/info/7197/※動画のアーカイブはコチラhttps://www.youtube.com/watch?v=DUXzqSlytFo&t=4708s4.芸術の社会的転回このような流れの先に2000年代以降「芸術の社会的転回」という言葉が出現します。これは芸術が「美的なも

  • Vol.1 テキストアーカイブ(前編)

    Vol.1 テキストアーカイブ(前編)

    2022年4月8日に開催したオンラインのトークセッション『みかんダイアローグvol.1』のテキストアーカイブ前編となります。※動画のアーカイブはコチラhttps://www.youtube.com/watch?v=DUXzqSlytFo&t=4707sタイトル:『農業 × アートコレクティブ糸島芸農の事例から学ぶ 』日時: 2022年4月8日(金)19:00〜20:30会場:オンライン(ZOOM)参加費:無料ゲストスピーカー:松崎 宏史氏(「糸島芸農」実行委員長)

  • みかん神話  -紀伊半島と橘の関係を思考する-

    みかん神話 -紀伊半島と橘の関係を思考する-

    2022年5月8日紀南アートウィーク 藪本 雄登1はじめに -明るい闇の国・紀伊半島-―いまも私には、この紀伊半島そのものが “輝くほど明るい闇にある” という認識がある。ここは闇の国家である。日本国の裏に、名づけられていない闇の国として紀伊半島がある[1]―――中上健次『紀州 木の国・根の国物語』「紀州 木の国・根の国物語」は、紀南/熊野が生んだ偉大なるアーティスト・中上健次(1964-1992)が残した唯一の探訪記(ルポルタージュ)である。「根の国」である紀南や熊野地域は

  • みかんコレクティヴ β版 VR 特別展覧会

    みかんコレクティヴ β版 VR 特別展覧会

    地域資源にフォーカスしたテーマ型のプロジェクトとして現在進行中の『みかんコレクティヴ』のβ版VR作品とサウンドアートを『KAWAKYU ART Exhibition 2022』にて特別展示いたします。今回の展示では「みかんと神話」がテーマです。日本神話において、みかんの原種である「橘(たちばな)」が登場します。他方、日本神話において、熊野は「根の堅州国」といわれ、熊野本宮大社では、樹木神・スサノオを祀っているといわれています。VR (仮想現実) ならではのユーザー体験を通じて

  • 芸術は、みかん?みかんは、芸術? -天地耕作と山本鼎の思想を通じて-

    芸術は、みかん?みかんは、芸術? -天地耕作と山本鼎の思想を通じて-

    芸術、文化を通して「柑橘」について深掘りする場、『みかんコレクティヴ』の みかんダイアローグ 第二弾!今回は、「農業と芸術の関係」をテーマに、本年5月に『ポスト人新世の美術論 人間と自然の美術史』を出版予定の新進気鋭の美術史家・山本浩貴氏をお招きして、1980年代後半に結成された静岡県浜松市の前衛芸術家集団・天地耕作と、版画家・山本鼎(やまもと かなえ)の農民美術運動を例に「芸術の農業化、農業の芸術化」についてお話いただきます。講演後は、山本氏と地元在住のサウンドアートユニッ

  • みかん民主主義 -コレクティヴって何?-

    みかん民主主義 -コレクティヴって何?-

    1みかんは、コレクティヴか現代のアート実践では、美術史家クレア・ビショップが述べる「社会的転回(social turn)」が一定の影響力を保持し続けている。社会的転回とは、現代アートの実践において、「美的」価値から「社会的」価値への移行が進んでいる状態を意味する[1]。つまり、作品の態様や新規性より、社会や政治に対する現実的な貢献や影響を重視する潮流のことである。和歌山県紀南地域のコミュニティも、その他の地域同様、市町村合併、過疎化、インターネット社会の進展等の複合的な要因に

  • みかんコレクティヴ:内なるみかん ひらくオレンジ

    みかんコレクティヴ:内なるみかん ひらくオレンジ

    2022年2月16日「みかんコレクティヴ(Orange Collective)」とは、みかんを中心としたコレクティヴです。紀南アートウィーク2024に向けて、紀南地域や全世界から生命力豊かな仲間を増やしていくための実践です。1和歌山県/紀南と橘を巡って和歌山県では、橘本神社(きつもとじんじゃ)が日本における原初の柑橘類である橘(たちばな)やみかんを祀る神社として有名です。常世の国から橘を持ち帰った田道間守(たじまもり)神話をはじめとして、橘は、日本書記、古事記の国産神話(イザ

  • みかんを育てるということ  – みかんと美意識 –

    みかんを育てるということ – みかんと美意識 –

    紀南アートウィーク対談企画 #3<ゲスト>松坂 進也まつさか農園代表有田川町で、祖父の代から50年に渡り、三世代でみかんを育てています場所は和歌山県の中央部に位置する、海と山を有田川がつなぐ自然豊かな有田川町。400年以上にわたって作り続けられてきたのが、「有田みかん」。冬でも温暖な気候、山の傾斜を活かした水はけのよさ、山が防いでくれる台風の雨風。みかん栽培に適したこのまちは、みかんの生産量全国一を誇る和歌山県の重要な農産地です。草生栽培等の独自の栽培方法を確立し、独自の感性