コラム

  • 漁業の維持を目指して

    漁業の維持を目指して

    ◆紀南アートウィーク対談企画 #37〈今回のゲスト〉株式会社土佐丸取締役船団長田ノ岡 誉将(たのおか )さん田辺市江川地域に本拠地を構え、船団長として6隻の船団を率いる漁師。水中灯で魚を誘き寄せて網で取り囲む「巻き網漁業」に専従しており、主にアジ、サバ、イワシを水揚げしている。「見つけた魚は絶対に獲る」という強い意志を持つ。担い手不足や漁獲量の減少に苦しむ漁業の現状に警鐘を鳴らし、漁業を未来に残していくために尽力している。株式会社土佐丸田辺市役所企画部たなべ営業室室長熊野 雅

  • 伝統を守り、未来へ繋ぐ – 林業と農業のあり方 –

    伝統を守り、未来へ繋ぐ – 林業と農業のあり方 –

    ◆紀南アートウィーク対談企画 #36〈今回のゲスト〉有限会社龍神自然食品センター代表取締役エムトゥーアール株式会社代表取締役寒川 善夫(そうがわ よしお)さん田辺市龍神地域にて林業と農業を営む、木こり兼農家。山林の管理から伐採した木々の製品化まで、自社で全て実践している。目標は「今ある山林を未来に残すこと」であり、その思いは家業を継いだ頃からずっと変わらない。また、梅やシソなどを自家栽培し、梅干しや梅酒などの梅製品を製造している。「本物の梅干しを作りたい」という信念があり、原

  • 農家はアーティスト!?若手ミカン農家のリアルな本音~

    農家はアーティスト!?若手ミカン農家のリアルな本音~

    ◆紀南アートウィーク対談企画 #35〈ゲスト〉松下農園松下真之さん高校卒業後、大阪・和歌山の地元スーパー「松源」に入社し、日常の業務を行いながら社会人野球のチームで活躍。そのあと、和歌山県田辺市の上芳養にある実家、松下農園で家業を手伝っている。農園の経営をされている父親と二人三脚で、みかんや梅の畑作業を勤しんでいる若手農家。〈聞き手〉藪本 雄登紀南アートウィーク実行委員長〈参加者〉杉 眞里子紀南アートウィーク副実行委員長農家はアーティスト!?若手ミカン農家のリアルな本音~目次

  • 地域の未来をつむぐ ~アートと学び~

    地域の未来をつむぐ ~アートと学び~

    ◆紀南アートウィーク対談企画 #34<ゲスト>株式会社KCR 代表取締本田景士さん和歌山県串本町出身。トルコ風カフェレストラン「紬カフェ」(白浜町)、Book&TurkishBazaar「タイヨウのカフェ」(串本町)を経営。 トルコ商品の卸小売業、土産物開発・販売業、トルコとの商品輸出入、トルコ進出・輸出入支援、などを行う。和歌山トルコ文化協会理事長として、トルコとの関係を未来に繋ぐ活動を続けている。<聞き手>藪本 雄登紀南アートウィーク実行委員長<参加者>杉 眞里子

  • みかんコレクティヴ:内なるみかん ひらくオレンジ

    みかんコレクティヴ:内なるみかん ひらくオレンジ

    2022年2月16日「みかんコレクティヴ(Orange Collective)」とは、みかんを中心としたコレクティヴです。紀南アートウィーク2024に向けて、紀南地域や全世界から生命力豊かな仲間を増やしていくための実践です。1和歌山県/紀南と橘を巡って和歌山県では、橘本神社(きつもとじんじゃ)が日本における原初の柑橘類である橘(たちばな)やみかんを祀る神社として有名です。常世の国から橘を持ち帰った田道間守(たじまもり)神話をはじめとして、橘は、日本書記、古事記の国産神話(イザ

  • 梅酒の価値とアート

    梅酒の価値とアート

    紀南アートウィーク対談企画 #33〈今回のゲスト〉株式会社濱田専務取締役株式会社濱田農園専務取締役株式会社石神邑専務取締役濱田 朝康(はまだ ともやす)さん田辺市石神地域で、梅干や梅酒の製造販売を行っている。主にアジア地域に梅酒を輸出しており、専ら目指しているのは「アジアの梅酒王」。世界に和歌山の梅酒の魅力を伝えようと奮闘しており、和歌山の果物を使った「和歌山リキュール」も開発したいと考えている。https://ume-hamada.co.jp/〈聞き手〉藪本 雄登紀南アート

  • IoTが創造する未来

    IoTが創造する未来

    ◆紀南アートウィーク対談企画 #32〈ゲスト〉株式会社ウフルCRO(主任研究員)ARTSNET創業者古城 篤(こじょう あつし)さん大分県別府市出身。2003年、CMS開発会社「ARTSNET」を創業(現在はアーティスト支援団体として活動中)。2009年、IoT事業を幅広く展開する株式会社ウフルに入社。2016年から5年間、CTO(最高技術責任者)を務めた後、今年1月からは社内に新設されたCRO(主任研究員)として、先端技術を用いた研究・事業開発に携わっている。「先端技術が世

  • 現場の実践から見る「グローバリティ」と「ローカリティ」 近づく2つの世界  (後編)

    現場の実践から見る「グローバリティ」と「ローカリティ」 近づく2つの世界 (後編)

    2021年12月15日に開催したオンラインのトークセッション『現場の実践から見る「グローバリティ」と「ローカリティ」近づく2つの世界』のテキストアーカイブ後編となります。※テキストアーカイブの前編はコチラhttps://kinan-art.jp/info/7524/【4】ローカルの価値とは何か?個々人の価値観と共感者藪本:私が考えているのは、まさに現代アーティストたちが「ローカルの価値の発信」を体現しているのではないか?ということです。彼らはマーケティングもローカライズもして

  • 現場の実践から見る「グローバリティ」と「ローカリティ」 近づく2つの世界(前編)

    現場の実践から見る「グローバリティ」と「ローカリティ」 近づく2つの世界(前編)

    2021年12月15日に開催したオンラインのトークセッション『現場の実践から見る「グローバリティ」と「ローカリティ」近づく2つの世界』のテキストアーカイブ前編となります。日時:2021年12月15日(水)19:00~20:30会場:オンライン参加費:無料登壇者:中野 宏一氏(合同会社イーストタイムズ​代表社員CEO、ローカリティ!発行人兼編集主幹)藪本 雄登(紀南アートウィーク 総合プロデューサー)<登壇者プロフィール>中野 宏一(合同会社イーストタイムズ​代表社員CEO、ロ

  • 紀南の「港」とは?-古座文化とロケット-

    紀南の「港」とは?-古座文化とロケット-

    紀南アートウィーク対談企画 #31<ゲスト>株式会社古座MORI代表取締役/公認会計士坂本直弥さん神奈川県小田原市出身。日系企業によるフィリピン進出をサポートする「アイキューブ・グループ」で統括代表を務めながら、2020年から拠点を串本町古座に移し、空き家を改修してサテライトオフィス古座を開設。また、南紀串本観光協会ガイド等として、ロケット事業にも深く関わっている。https://www.icube.ph/<聞き手>藪本 雄登/ 紀南アートウィーク実行委員長紀南の「港」

  • 教会の役割と紀南の未来

    教会の役割と紀南の未来

    〈今回のゲスト〉白浜バプテストキリスト教会牧師特定非営利活動法人白浜レスキューネットワーク理事長藤藪 庸一(ふじやぶ よういち)さん和歌山県白浜町出身。1999年に恩師の江見太郎氏から教会を引き継ぎ、牧師として20年以上、地域の課題解決に向けて尽力している。信条は、地域に仕えるという「献身の姿勢」を貫くこと。また、「白浜レスキューネットワーク」の理事長として、人命救済活動「いのちの電話」を中心に、保護した人たちの社会復帰支援、子供たちの基礎学力や社会性を育むための取り組みも行

  • 山に回帰する未来

    山に回帰する未来

    紀南アートウイーク対談企画#28出典:セルフ田辺SS紀洋石油株式会社ホームページより〈ゲスト〉舩渡 雄一朗紀洋石油株式会社代表取締役和歌山の田辺市で1950年に設立されたガソリンスタンド、紀洋石油の4代目社長。34歳の時に父親である3代目社長の跡を継ぎ、現在は田辺市内に3店舗、白浜町に1店舗の店を構えている。「キレイを、長く!」のカーコーティング施工に力を入れている。当時、いち早く車社会の需要を見越して、地域で最初に設立されたガソリンスタンド。創業から70年以上たち、現在は出