コラム
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梅酒の価値とアート
紀南アートウィーク対談企画 #33〈今回のゲスト〉株式会社濱田専務取締役株式会社濱田農園専務取締役株式会社石神邑専務取締役濱田 朝康(はまだ ともやす)さん田辺市石神地域で、梅干や梅酒の製造販売を行っている。主にアジア地域に梅酒を輸出しており、専ら目指しているのは「アジアの梅酒王」。世界に和歌山の梅酒の魅力を伝えようと奮闘しており、和歌山の果物を使った「和歌山リキュール」も開発したいと考えている。https://ume-hamada.co.jp/〈聞き手〉藪本 雄登紀南アート
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IoTが創造する未来
◆紀南アートウィーク対談企画 #32〈ゲスト〉株式会社ウフルCRO(主任研究員)ARTSNET創業者古城 篤(こじょう あつし)さん大分県別府市出身。2003年、CMS開発会社「ARTSNET」を創業(現在はアーティスト支援団体として活動中)。2009年、IoT事業を幅広く展開する株式会社ウフルに入社。2016年から5年間、CTO(最高技術責任者)を務めた後、今年1月からは社内に新設されたCRO(主任研究員)として、先端技術を用いた研究・事業開発に携わっている。「先端技術が世
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現場の実践から見る「グローバリティ」と「ローカリティ」 近づく2つの世界 (後編)
2021年12月15日に開催したオンラインのトークセッション『現場の実践から見る「グローバリティ」と「ローカリティ」近づく2つの世界』のテキストアーカイブ後編となります。※テキストアーカイブの前編はコチラhttps://kinan-art.jp/info/7524/【4】ローカルの価値とは何か?個々人の価値観と共感者藪本:私が考えているのは、まさに現代アーティストたちが「ローカルの価値の発信」を体現しているのではないか?ということです。彼らはマーケティングもローカライズもして
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現場の実践から見る「グローバリティ」と「ローカリティ」 近づく2つの世界(前編)
2021年12月15日に開催したオンラインのトークセッション『現場の実践から見る「グローバリティ」と「ローカリティ」近づく2つの世界』のテキストアーカイブ前編となります。日時:2021年12月15日(水)19:00~20:30会場:オンライン参加費:無料登壇者:中野 宏一氏(合同会社イーストタイムズ代表社員CEO、ローカリティ!発行人兼編集主幹)藪本 雄登(紀南アートウィーク 総合プロデューサー)<登壇者プロフィール>中野 宏一(合同会社イーストタイムズ代表社員CEO、ロ
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紀南の「港」とは?-古座文化とロケット-
紀南アートウィーク対談企画 #31<ゲスト>株式会社古座MORI代表取締役/公認会計士坂本直弥さん神奈川県小田原市出身。日系企業によるフィリピン進出をサポートする「アイキューブ・グループ」で統括代表を務めながら、2020年から拠点を串本町古座に移し、空き家を改修してサテライトオフィス古座を開設。また、南紀串本観光協会ガイド等として、ロケット事業にも深く関わっている。https://www.icube.ph/<聞き手>藪本 雄登/ 紀南アートウィーク実行委員長紀南の「港」
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教会の役割と紀南の未来
〈今回のゲスト〉白浜バプテストキリスト教会牧師特定非営利活動法人白浜レスキューネットワーク理事長藤藪 庸一(ふじやぶ よういち)さん和歌山県白浜町出身。1999年に恩師の江見太郎氏から教会を引き継ぎ、牧師として20年以上、地域の課題解決に向けて尽力している。信条は、地域に仕えるという「献身の姿勢」を貫くこと。また、「白浜レスキューネットワーク」の理事長として、人命救済活動「いのちの電話」を中心に、保護した人たちの社会復帰支援、子供たちの基礎学力や社会性を育むための取り組みも行
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山に回帰する未来
紀南アートウイーク対談企画#28出典:セルフ田辺SS紀洋石油株式会社ホームページより〈ゲスト〉舩渡 雄一朗紀洋石油株式会社代表取締役和歌山の田辺市で1950年に設立されたガソリンスタンド、紀洋石油の4代目社長。34歳の時に父親である3代目社長の跡を継ぎ、現在は田辺市内に3店舗、白浜町に1店舗の店を構えている。「キレイを、長く!」のカーコーティング施工に力を入れている。当時、いち早く車社会の需要を見越して、地域で最初に設立されたガソリンスタンド。創業から70年以上たち、現在は出
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【アーティストインタビューvol.4】志村 信裕
紀南アートウィークの出展アーティストをご紹介するシリーズ「アーティストインタビュー」をお届けします。<今回のゲスト>映像アーティスト志村 信裕(しむらのぶひろ)さん1982年生まれ、東京都出身。武蔵野美術大学大学院映像コース修了。テーマは、「光をあてる」。触れられず、形として残らない光の特性を、最大限に生かした作品を数多く作り出している。2007年NHKデジスタ・アウォード2007インタラクティブ/インスタレーション部門グランプリ、2011年地域が選ぶ黄金町バザール賞を受賞。
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【キュレーションストーリー Vol.3】精霊が宿る場所・高山寺- アニミズムと南方熊楠の思想 –
<今回のゲスト>高山寺住職曽我部 大剛(そがべ だいごう)さん田辺市稲成にある高山寺の20代目住職。高山寺敷地内にある豊かな森林に囲まれて育ったことから、この自然環境を未来に残していこうと奮闘している。また、今年3月までは、南方熊楠の研究機関「南方熊楠顕彰館」の館長も兼務。高山寺は熊楠の魂が眠る場所でもあることから、曽我部さんご本人も熊楠への造詣が深い。高山寺には「霊的存在が宿っている」と話し、実際に足を運んで特有の雰囲気を感じてもらえればと考えている。高山寺(KINAN A
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五感に優しい紀南 ーお寺と音楽ー
紀南アートウイーク対談企画#28 〈ゲスト〉 関守研悟南紀白浜 聖福寺(しょうふくじ)住職お寺をもっと身近に感じてもらえるようにと、音楽を取り入れた活動をされています。聖福寺のYoutubeチャンネル https://www.youtube.com/user/Shofukujiでは、心穏やかに過ごせるよう、禅宗の教え、癒しの音楽、御詠歌などを配信中。http://shofukuji.net/ 〈聞き手〉 藪本 雄登/ 紀南アートウィーク実行委員長 五感に優しい紀南 ーお寺と
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郷土資料の価値と紀南の未来
紀南アートウィーク対談企画 #27〈ゲスト〉玉田 伝一郎紀州博物館学芸員紀南地域の郷土資料を収集し、紀南の文化や歴史を地域の人々に伝えるキュレーター。子供たちにも郷土資料を親しんでもらえるよう、収集した資料を基に、映像作品や紙芝居などを制作している(一部の映像作品は、玉田さんのYouTubeチャンネルで視聴可能)。「郷土資料の大切さを未来に伝えていくこと」が今後の課題だと感じている。Denichirou Tamada(YouTube)〈聞き手〉藪本 雄登 / 紀南アートウィー
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【アーティスト紹介 Vol.15】 ウーチャンロン
ウーチャンロン×川久ミュージアムのケミストリー<想像の翼を広げ、見渡す宇宙>-狂気とも呼べるこだわりが生み出した唯一無二の場所で出会うのは、想像の翼を広げ見渡す果てなき宇宙-台南を拠点に活動するウーチャン・ロンは、自身の回りで起こる日々の出来事から、世界経済やエネルギー供給、エコロジー問題を想起させる作品を制作しています。本作は家業である養豚をモチーフにしながら、生命の誕生から、食肉化されるまでの記録を万華鏡のようにつなぎ合わせることで、家畜の在り方に潜む「国家の起源」や「統