コラム

  • 分解の哲学 -発酵と食を巡って-

    分解の哲学 -発酵と食を巡って-

    分解の哲学-発酵と食を巡って-紀南アートウィーク実行委員長藪本雄登1「生産すること」と「分解すること」――「『生産』力の向上」――今の時代は、『生産』力ばかりに目が向けられている。「分解(decomposition)」の作用が軽視されている世界だ。故郷・和歌山県紀南で、めっきり数が減ってしまった漁師と話す機会があった。養殖技術の発展もあり、『生産』量が増えすぎたことによる歪みを感じられずにはいられない。日本における長きに渡るデフレーションの原因の一つは、実は、『生産』システム

  • 社会福祉とアート-「竹あかり」が照らす未来-

    社会福祉とアート-「竹あかり」が照らす未来-

    紀南アートウィーク対談企画#23〈ゲスト〉谷 正義株式会社竹千代 代表取締役社長 / 和歌山県竹あかり実行委員会 代表 / 合同会社介拓社 専務介護福祉事業に携わりながら、和歌山県に「竹あかり」を広める活動を続けている。現在、障害者の就労支援・生活支援のための「キミトミライ」プロジェクトを準備中。同プロジェクトを通して、障害者と地域の人々との垣根を無くすための方法も模索している。https://take-chiyo.jp/〈聞き手〉藪本 雄登 / 紀南アートウィーク実行委員長

  • 【キュレーションストーリー Vol.2】南紀白浜温泉 ホテル川久

    【キュレーションストーリー Vol.2】南紀白浜温泉 ホテル川久

    紀南アートウィークキュレーションストーリー紀南アートウィークにおけるキュレーションのバックヤードをご紹介するシリーズ「キュレーションストーリー Vo.2」をお届けします。第二回目は、世界各国の一流職人による匠の技を集結して造られた“夢の城” 南紀白浜温泉 ホテル川久様をご紹介致します。今回、紀南アートウィークの展示場所となりますので、その成り立ち、歴史、思想等を深堀りしていきます。南紀白浜温泉 ホテル川久http://www.hotel-kawakyu.jp/ホテル川久 イン

  • 紀南と地方銀行の未来

    紀南と地方銀行の未来

    紀南アートウィーク対談企画#22〈ゲスト〉阿田木 淳紀陽銀行白浜連合店‐統括支店長(現田辺連合店‐統括支店長)白浜支店と西牟婁郡内の3店舗を統括する、支店長「地域に貢献したい」という気持ちを胸に、紀南地域の事業者を支えている。https://www.kiyobank.co.jp/吹田 和彦紀陽銀行営業支援部長兼地方創生推進室長2つの役職を兼務マーケティングの知見を活かして、地域の活性化のために尽力している。大橋 一喜紀陽銀行地方創生推進室部長代理地元の人々と行政との橋渡しをす

  • 来迎寺を紐解き、湯崎を探る – 来迎寺×アートの可能性 –

    来迎寺を紐解き、湯崎を探る – 来迎寺×アートの可能性 –

    紀南アートウィーク対談企画#21<ゲスト>榎本 慎示和歌山県白浜町湯崎にある来迎寺(らいこうじ)の副住職。湯崎の活性化のため、お寺から新しい風を吹かせようと動き始めています。白浜町湯崎http://www.nanki-shirahama.com/walk/yuzaki.php <聞き手>藪本 雄登/紀南アートウィーク実行委員長<参加者>杉 眞里子/ 紀南アートウィーク副実行委員長下田 学/ 紀南アートウィーク事務局長 来迎寺を紐解き、湯崎を探る- 来迎寺×アートの可能性 -目

  • まちづくりとアート- 熊野から世界へ –

    まちづくりとアート- 熊野から世界へ –

    紀南アートウィーク対談企画#20<ゲスト>WhyKumano(ワイクマノ)Hostel&Cafe Bar及びWine Kumanoオーナー後呂孝哉(うしろたかや)さん和歌山県新宮市生まれ、大学進学を機に東京へ。新卒で5年間勤めた会社では栃木県宇都宮に配属、プライベートではシェアハウスに住みながらさまざまなイベントを企画し、輪を広げられてきました。その後、侍の姿をしながら日本全国を回る中で、地元である熊野地域の魅力に改めて気づかされ、「熊野の魅力を世界に広めたい」という想いで2

  • アートとレタスの関係性 -レタスの芸術史を探る-

    アートとレタスの関係性 -レタスの芸術史を探る-

    紀南アートウィーク対談企画#19<今回のゲスト>野菜農家遠藤 賢嗣さん京都府宇治市出身。大学卒業後は、白浜町内にあるアドベンチャーワールドに就職し、イルカの調教を行っていた経歴を持つ。現在は、白浜町で野菜農家として働きながら、農業体験希望者の受け入れなどを行っている。https://shirahama.theshop.jp/ <聞き手>藪本 雄登紀南アートウィーク実行委員長<参加者>杉 眞里子紀南アートウィーク副実行委員長下田 学紀南アートウィーク事務局長 <編集>紀南編集部

  • 商業高校のあり方とは?

    商業高校のあり方とは?

    紀南アートウィーク対談企画#18〈ゲスト〉那須 正樹和歌山県立神島高等学校経営科学科教諭神島高校での勤続21年目を迎えており、「神島屋」の発起人として、商品開発やイベントの企画・参加を通して、地域との連携活動を続けている。https://www.tanabe-ch.wakayama-c.ed.jp/ 〈聞き手〉藪本 雄登 / 紀南アートウィーク実行委員長 商業高校のあり方とは?目次1.那須先生のご紹介2.経営科学科とは?3.神島屋の取り組み4.お弁当で梅を食べようキャンペー

  • アートと福祉 – 紀南とアウトサイダーアート –

    アートと福祉 – 紀南とアウトサイダーアート –

    紀南アートウィーク対談企画 #17〈ゲスト〉山本 祐也抽象画家紀南地域を拠点に活動するアーティストローラー技法で制作するアート作品は、自己表現であり、コミュニケーションのツールでもある。障害があることを強みに、アートを通した地域活動や学校間交流に取り組んでいる。https://www.instagram.com/yuya1987422/ 上村 桂和歌山県立熊野高等学校家庭科教諭「Kumanoサポーターズリーダー部」の顧問家庭科の授業の中で、社会包摂の意義、障害者理解を深めても

  • 一枚岩に映す未来

    一枚岩に映す未来

    アートウィーク対談企画#16<ゲスト>田堀 穣也HYGGE代表道の駅「一枚岩monolith(モノリス)」運営和歌山県東牟婁郡古座川町の道の駅「一枚岩monolith」を運営。一枚岩に映像を投影するジオスクリーンイベント「大地を見上げる映画祭」を開催するなど、古座川町の魅力を世界に広めるため活動中。https://www.monolith-web.com <聞き手>藪本 雄登 / 紀南アートウィーク実行委員長 一枚岩に映す未来< 目次 >1.田堀さんの紹介2

  • 白浜の未来とアート

    白浜の未来とアート

    アートウィーク対談企画#15〈ゲスト〉桐明祐治和歌山県庁企画政策局都市部のさまざまな企業ニーズと和歌山県全域の資源とをつなぐ情報政策課課長。白浜町を中心としたワーケーション事業や企業誘致のための営業活動にご尽力されている。大平幸宏白浜町役場白浜町がIT企業の集積地になる足がかりを築き、白浜町役場職員として白浜町の活性化に貢献し続けておられます。 〈聞き手〉藪本 雄登 / 紀南アートウィーク実行委員長 白浜の未来とアート<目次>1. それぞれのご紹介2. 和歌山

  • 熊野の価値とは?

    熊野の価値とは?

    <ゲスト>山西 毅治和歌山県世界遺産センター所長和歌山県庁の経済関連部署のトップである商工観光労働部長までご経験され、和歌山と世界を繋ぐ架け橋として、和歌山県に長期に渡り多大な貢献をされてきました。現在、その豊富な実経験と知恵を基礎に、世界遺産センター所長として高野山、熊野をはじめ「和歌山」を世界に向けて発信し、そして、未来の和歌山を担う若い世代に向けて語り継いでおられます。https://www.sekaiisan-wakayama.jp/ <聞き手>藪本 雄登 / 紀南ア